ブックタイトルメカトロニクス3月2021年

ページ
8/52

このページは メカトロニクス3月2021年 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

メカトロニクス3月2021年

8 MECHATRONICS 2021.3JPEG/PNG形式の画像表示に対応したダウンタイム削減、多品種少量のものづくりに貢献する7インチカラー液晶モニタ採用のカスタマーディスプレイを発売ATC(自動工具交換装置)を搭載した主軸台移動形CNC自動旋盤を発表 エプソンは、小売/飲食業ならびに公共他各種施設向けのカスタマーディスプレイの新製品として、7インチカラー液晶モニタを採用した『DM-D70』を発売した。 同製品は、7インチのカラー液晶モニタを搭載。表示部は、イメージエリアとテキストエリアを分割した10パターンの表示および全面表示も可能。イメージエリアは、JPEG / PNG形式の画像表示に対応し、本体の NVメモリー(容量:10MB)へ画像を保存すればスライドショーとしての表示もできる。また、従来のカスタマーディスプレイ(DM-D30 / D110 / D210 / D500)の表示用に作成されたアプリケーションソフトウエアを、少ない修正で同製品のテキストエリアに使用できる「桁行固定モード」を用意し、ユーザーとのコミュニケーションをより一層高めることが可能になった。 シチズンマシナリー(株)は、主軸台移動形CNC自動旋盤『Cincom L32 12 型』に、さまざまな斜め加工に用いるB 軸ツールの自動交換が可能なATC(Automatic ToolChanger:自動工具交換装置)を搭載した『Cincom L3212 型ATC 搭載機』を発表した。 同製品は、最大加工径φ32mm(オプションφ38mm)の機械にATCを初搭載したモデル。斜め加工を行うB軸ツールの自動交換により、さらなる複合/複雑加工への対応が可能なほか、切削室内へ配置された工具マガジンからATCスピンドルに工具を直接受け渡しすることで、機械を止めることなくわずか4 秒でスピーディーな工具交換を実現。ATCにより1 回の段取りで13 本のB 軸用ツールがセット可能となり、インプラント等の医療部品をはじめとする複雑部品加工はもちろん、複数の部品を1 回の段取りに 表示部の向きを変えることができるため、設置環境に合わせて横置き、縦置きレイアウトが可能。オプションの延長ポールユニットを使用すれば、約40cmの高さに変更することができる。また、表示部のみ取り外してVESA対応のポール等を活用し、設置場所の環境に合わせて自由に変更できる。さらに、コンパクトボディのレシートプリンタ『TM-m30Ⅱ-H』をはじめ、タブレットが装着可能な『TMm30Ⅱ-S』には、背面ディスプレイとしても直接接続が可能で、一体感のあるレジ設置が可能になる。 従来型のPOSやWindows のPC からの制御を可能にするOPOSやEPSON Advanced PrinterDriver 対応のみならず、各種SDKに対応することで、iPadOS /iOS・Androidタブレットからレシートプリンタを介した制御も可能になった。より連続で加工することを実現し、ダウンタイムの削減、多品種少量のモノづくりに貢献する。また、オプションでLFV(低周波振動切削)技術との併用により、ユーザーの切りくずに関するさまざまな課題を解決すると同時に、より自動化/省人化された運用が可能となる。 従来はマシニングセンタで加工していた、回転工具により材料の平面/局面部を加工するミーリング中心の精密機械部品を効率的に加工できる最大加工径φ32mmクラスの複合加工機を望む声が多くあった。同社はこれらのニーズに応えるべく、2020 年より販売を開始した『Cincom L20 12型 ATC搭載機』で培った技術を基に、『Cincom L32 12型』に対応したATCを新たに開発した。 同社では、2021 年4 月より販売開始し、複合/複雑加工、ダウンタイム削減、多品種少量生産が可能な機械として日本をはじめ、北米地域を中心に展開していく予定。2021.3 同社では、2021年1月27日より販売を開始している。請求番号C5002請求番号C5001請求番号C0005