ブックタイトルメカトロニクス2月号2021年

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概要

メカトロニクス2月号2021年

MECHATRONICS 2021.2 11を搭載し、上位システムから指令を受けるモデルになっています。価格は標準的なサーボモータの5割程度に設定しています。『COOL MUSCLE 3+』ついては、『COOL MUSCLE 3』の基本性能に新たな機能を色々と+(プラス)しており、専門のエンジニアの方には非常に使いやすいモデルで、多軸制御やPLC のようなロジックプログラム機能などが搭載され、よりカスタム性の高い高機能モータとなっています。 また『COOL MUSCLE 3』は、サーボモータの性能をステッピングモータ並みの手軽さで実現することを目指し開発しており、非常に使い勝手の良い製品になっています(図1)。特徴としては、「クローズドループ制御」、「ベクトル制御」、「クールドライブ制御」といった3つの制御技術を採用していることが挙げられます。 「クローズドループ制御」は、常時位置監視による高い位置決めと脱調レスを実現します。「クローズドループ制御」により、エンコーダからのフィードバック情報と、回転命令の差が指定した偏差以内になるように動作していきます。また、偏差量が多くなると加速し、少なくなると減速しながら、常に位置/速度/トルクが指定値から離れないように制御します。 「ベクトル制御」は、ステップ角ごとの脈動を抑えて、なめらか/静音化を実現します。ステッピングモータは構造上、ステップ角ごとにトルクに脈動が発生しますが、『COOL MUSCLE 3』は「ベクトル制御」を採用しているため、角ステップ間の脈動を抑え、なめらかに制御することで振動や騒音の低減を可能にします(図2)。 「クールドライブ制御」は、新しいドライブ方式で、発熱を抑えながらパワーを引き出すことができます。モータの構造を見直し、制御を最適化することにより、『COOL MUSCLE 1』のサイズはそのままに大幅なトルクアップを実現しています(図3)。 これらの制御技術の連動が、『COOL MUSCLE3』を評価していただける1つのポイントになっていると思っています。 『COOL MUSCLE 3』のターゲット層としては、サーボモータからの置き換えもそうですが、機能面ではそれほど高精度のものを求めず、できるだけ安価に抑えたいという方々を対象にしたモデルになっています。また『COOL MUSCLE 3+』については、機能が充実してソフトウエアのつくり込みから本格的にやっていきたいといった方々を対象にしたモデルになっています。 これは、このような2 極化したパターンのニーズが世界には存在することを知り、それに対応する形で2つのモデルを用意しています。??????OO?? ???????????? ????????ー??????????????に??いてお??????????さい???? : 我々としては先程もお話ししましたが、産業用途は大手のロボットメーカーがほとんど市場を占めているので、参入は少し厳しいと考えています。 そうなると、それ以外の分野がターゲットになってくると思いますが、未知の分野では会社の規模に関係なく、皆さんに平等なチャンスがあります。ただ、新規開拓となると先程お話ししたような規制や規格など、市場のベースづくりからスタートしなくてはならないため、非常に大変な取り組みになりますが、やりがいはあると感じています。 そのため、どちらかというと我々は、ベクトルを産業用途以外の分野に向けていこうと思っています。勿論、産業用途でも色々とニッチな市場などがありますので、ニーズがあれば対応していきたいと考えており、まったく参入しないということではありません。ただ、従来の“COOL MUSCLE”シリーズと同様で、産業用途以外も大きな柱になると思います。????????????に??いてお??????????さい???? : 新製品として『COOL MUSCLE 3』シリーズを発表しましたが、当社の製品を使っていただける方々からは、これからも色々なニーズがどんどん生まれてくると思います。そういったニーズに応えていくことで、製品の幅を広げていくことが次のステップになると考えています。 そのためには、当社の製品を広く知っていただく必要があり、広報活動も重要であると捉えています。今までは、その辺が少し手薄になっていたように感じているので、今後は強化を図りながら『COOL MUSCLE 3』シリーズの普及に努めていきます。 それから、2000年前後の日本では、どちらかというとハードウエア志向が強く、逆にアメリカではソフトウエア志向が強いように感じられました。そのため、ソウトウエアを重視した“COOL MUSCLE”は、当時日本市場ではほとんど受け入れられない状況で、アメリカからシェアを伸ばしていったという経緯があります。しかし、20 年後の現在は、日本でもソフトウエアの重要性が理解されてきたので、我々が推し進めてきたことは間違っていなかったと感じています。 これからも、『COOL MUSCLE 3』シリーズを通じて、ソフトウエアの重要性を唱えていければと考えています。 本日はお忙しい中ありがとうございました。所在地 :U R L :事業内容 :大阪市中央区https://musclecorp.comFA機器/ロボット/医療機器等の制御システム。?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????? ??????????OO?? ???????????? ??????????????????????????????ータ??????OO?? ???????????? ??????????????