ブックタイトルメカトロニクス7月号2020年

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概要

メカトロニクス7月号2020年

8 MECHATRONICS 2020.7生産性向上とTCO削減に貢献するArm Cortex-M0+プロセッサを搭載した人と共に作業ができる協働ロボットを発売低消費電力32ビットマイコンを開発 三菱電機(株)は、自動車/電気電子部品/食品/医薬品/衛生用品等の業界向けに、衝突検知などの安全機能を備えた人と共に作業ができる協働ロボット『MELFAASSISTA』と、本ロボットの導入/立ち上げを容易にするプログラム作成ツール『RT VisualBox』を発売した。 同製品は、同社独自のプログラム作成ツール『RTVisualBox』を開発したことにより、直感的な操作で簡単にロボットシステムのプログラム作成が可能で、ロボットハンドやカメラなどの周辺機器との接続設定も容易にできる。プログラムの開発/設計工数やシステムの保守管理工数を削減する。また、ロボットアーム上に搭載した専用操作ボタンで、ロボットへの教示作業(動作の記録/再生作業)を可能とし、これまで必要だったティーチングボックスが不要。教示作業に必要な操作数を最低限にすること セイコーエプソン( 株)は、Arm Cortex-M0+プロセッサを搭載した液晶ドライバ内蔵フラッシュマイコン『S1C31Wシリーズ』の新製品として、『S1C31W73』を開発した。 同製品は、384Kバイト大容量フラッシュメモリーを内蔵し、最大2560ドットの表示を直接駆動できる液晶ドライバを搭載。従来、同社製マイコンが強みとしてきた表示駆動の技術を、業界でも実績のあるArm Cortex-M0+プロセッサと組み合わせることで、ユーザー製品の高機能化と開発負担低減の両面で貢献する。また、USB2.0 FSデバイスコントローラ、リアルタイムクロック(RTC)、各種タイマー、A/D 変換器、温度センサなど豊富な周辺回路を搭載。RTCモードで1.2μA、動作電流150μA/MHzと低消費電流を実現し、電池の長寿命化が要求されるウェで、習熟度の低い作業者でも短時間で簡単に設定が可能。さらに、稼働状態を表示するLEDライトをロボットアーム上に搭載することで、ロボット近くの作業者が一目でロボットの状態を把握でき、安心な協働作業環境を構築。これまで周辺機器として設置していた稼働状態表示装置が不要になる。 近年、自動車/電気電子部品業界のみならず、食品業界や医薬品業界、衛生用品業界など多くの製造現場でロボットを使用した生産ラインの自動化へのニーズが高まる中、人と共に作業する協働ロボットの需要が拡大している。また、製造現場においては、作業者間の距離確保という新たな課題にも直面している。今回、同製品の発売により、事業環境変化への柔軟な対応と生産性向上、TCO削減に加え、製造現場における作業者間の距離確保という課題の解アラブル機器や、PCとUSB通信が可能なOA機器に最適。さらに、同社製マイコンでは初めて最大105℃の動作温度に対応し、動作電圧も1.8~5.5Vと広範囲のため、産業機器や計測機器にも応用が可能。 近年、あらゆる電子機器において多機能化が進み、プログラミングサイズや表示する情報量が増加する傾向にある。一方で、機器自体は従来サイズを維持、あるいはさらなる小型化が求められ、実装面積や部品点数の削減が必須となっている。 同社では、2020 年7 月より量産を開始し、月産20 万個を予定している。2020.7決に貢献する。 同社では、2020年5月21日より販売を開始し、本体/ソフトウエアともに年間1,000 台の販売を目標にしている。請求番号G5002請求番号G5001請求番号G0004