ブックタイトルメカトロニクス9月号2019年

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概要

メカトロニクス9月号2019年

MECHATRONICS 2019.9 9最大250mm/秒の印刷速度を実現したADASカメラモジュールなど車載部品の小型化に貢献するレシートプリンタのスタンダードモデルを発表実装信頼性を確保した車載向け小型MOSFETを開発 エプソンは、レシートプリンタのスタンダードモデル新製品として、『TM-T20Ⅲ』シリーズを2019 年8 月26日より発売する。 同シリーズは、従来機(2012 年10 月発表『TM-T20』シリーズ、2013 年12 月発表『TM-T20Ⅱ』シリーズ)の機能を踏襲したエントリーモデルで、印刷速度は従来機(『TM-T20Ⅱ』シリーズ)の最大200mm /秒から、最大250mm/秒に高速化を実現。また、平置き/縦置き、さらには同梱の壁掛け金具を使用することで、壁面に設置することが可能なため、利用シーンや設置場所に合わせて設置方法を選択できる。小売業、サービス業、飲食業において、キオスク端末のクーポン券発行や、POSレジのレシート発行に利用可能。今回は、有線LAN / USB 対応とBluetooth 対応の2モデルで、それぞれ本体カラー「ブ ローム(株)は、部品実装後の信頼性を確保する小型1.6×1.6mm サイズのMOSFET『RV4xxxシリーズ』を開発した。 同シリーズは、車載信頼性規格AEC-Q101に準拠し、車載品質を確保した高信頼性の製品。独自工法を用いたWettable Flank 形成技術を導入したことにより、下面電極パッケージでも安定したはんだフィレットの形成を実現。パッケージ側面の電極部分の高さ130μmを保証し、部品実装後の外観検査で確実にはんだ付け状態を確認できる。品質が求められる先進運転支援システム(ADAS)カメラモジュールなど、車載部品の小型化に貢献する。 近年、ADAS実現に必要不可欠な車載カメラは、設置スペースが限られていることから、搭載部品にも小型化の要求が高まっている。こうした市場要求に応えるため、大ラック」「ホワイト」を用意している。 主な特徴としては、①最大250mm/秒の高速印刷、②壁掛け用の金具や、縦置き用のゴム足同梱で、購入後の設置がスムーズ、③ロール紙ガイド同梱により、ロール紙幅58mmまたは80mmのどちらか選択可能、④デバイスからの直接印刷が可能で、さらに有線LAN 接続時はWebアプリケーションからのXML 印刷が可能、など。 同社では、発売後1 年間の販売目標台数として約10,000 台を予定している。電流を保持したまま小型化が望める下面電極パッケージのMOSFETに注目が集まっている。一方、車載部品においては、信頼性確保のため部品実装後に外観検査が実施されているが、下面電極パッケージは側面に十分なはんだフィレットが形成されないため、車載で必要とされるはんだ高さを確保できず、実装後のはんだ付け状態の外観検査が困難だという課題があった。 同社では、2019 年5 月よりサンプル出荷を開始しており、同年9月から当面月産10万個の体制で量産を開始する予定。また、今後もWettable Flank形成技術を活用し、小型パッケージの開発およびMOSFET のみならずバイポーラトランジスタやダイオードへの展開を進め、小型/高信頼性を追及した製品ラインアップの拡充を目指していく。2019.9mm請求番号J5003請求番号J5002請求番号J0005