ブックタイトルメカトロニクス6月号2015年

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概要

メカトロニクス6月号2015年

 「レーザー加工」「光通信」「光学部品・材料」「光計測・分析」の4つの専門展から構成される、光・レーザ関連技術の総合展、Photonix2015 ~第15 回 光・レーザー総合技術展~が、東京ビッグサイトで開催された。■幅広い入射角度及び 検出角度の設定が可能 アジレント・テクノロジー(株)は、多角度可変自動測定分光光度計『Agilent Cary 7000』を紹介していた。 サンプルへの入射角度および検出角度がおのおの可変で、幅広く、任意に設定することができ、さまざまなサンプルの絶対反射率や透過率をあらゆる角度で測定することができる装置で、すべての FPD(フラットパネルディスプレイ)の開発・製造に必要な製造装置、部品・材料から、タッチパネル、有機ELといった最新ディスプレイまで、業界の最新技術が一堂に出展する専門技術展、第25 回 ファインテック ジャパンが、東京ビッグサイトで開催された。 同展示会と併せて『第6 回 高機能フィルム展 ~フィルムテック ジャパン~』『第4 回 高機能プラスチック展 ~プラスチックジャパン~』『第2 回 高機能 金属展 ~メタル ジャパン~』『Photonix2015 ~第15 回光・レーザー総合技術展~』も開催され、3日間の来場者は合わせて57,527名に上った。■実装組み立て前の事前検査に適する ヤマハファインテック(株)のブースでは、ベアボードテスタ『Nicro Prober MR512-GFR /MT512-GFR』を紹介していた。 同製品は、ITOパターンの導通/絶縁検査を行う装置で、ステップ&リピート方式によって個片ごとに画像位置補正を実施する。①回路抵抗を直接検査、②コンタクト測定を自動で行うことができる。幅広い入射角度および検出角度の設定が可能で、さまざまな角度における絶対反射率(R)、透過率(T)、吸収率(A)、および散乱の測定をほぼ360 °で行なえる他、サンプルを着脱することなく、絶対反射率と透過率の両方を一連の操作で測定することができる点、さまざまな入射角度と偏光測定を組み合わせることによりサンプルの完全な光学特性解析ができる。■高出力レーザで 車載部品にもはんだ付け (株)堀内電機製作所は、ファイバ出力型レーザシステム FOM Systemの高出力タイプ『FOM-B1004D-S001』を紹介していた。 同製品は、高出力化によって、高い精度が要求される精密樹脂溶着、または、車載パワートレーンや大型基板など熱容量大きい部品のはんだ付けに最適な装置。高出力でありながら完全空冷方式を採用したことによって、煩わしいメンテナンス作業が不要である点、LDの冷却効率の向上によって、従来設計の製品と比較して約5倍の長寿命を実現している点、発信部と制御部の2精度±5μm、③ITOを直接認識可能、④4 端子検査による低抵抗検査が可能、という特徴に加えて、上下独立ヘッドにより両面ITOも検査可能で、ロール to ロールのステップ&リピート検査も行えるため、スマートフォン/タブレットサイズの検査に最適な装置となっている。■幅広い産業分野への展開、導入が可能 イーグル工業(株) ネオプトカンパニーのブースでは、英国XAAR社の産業用インクジェットプリントヘッド『Xaar1002』を紹介していた。 同製品は、独自のシェアモード技術と常時インク循環コンセプトによって、幅広い産業用途に対してインクジェット技術の応用を可能にするもの。常時インク循環コンセプトは、各ウォール間(ノズル直上)を常時インクが循環する。ボックス化により、自動機組み込みにおける自由度が向上している点、などの特徴が挙げられる。■細径イメージガイドに対応可能な 小型レンズユニット (株)住田光学ガラスでは、細径イメージガイドに対応可能な小型レンズユニット「Sumita Image GuideLens」のΦ0.7レンズユニット(SIG110-007)、Φ1.2レンズユニット(SIG110-012)を参考出展していた。 これは、高屈折率のレンズを使用し、広い視野角を実現(110 °)するもので、同社製のイメージガイドとのセットでの対応もできるという。 同社のブースではこの他にも、新製品として、精密ガラスモールド成形によるフライアイレンズを紹介していた。レーザ/高出力LED光源の均一化に最適で、ユーザーからの要望をもとに、光学設計から対応。ガラス性のため耐熱性に優れる他、広い波長帯域で使用が可能である点などの特徴を有する。 同展示会の次回開催は、2016年4月6日(水)~4月8日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催される予定。この機構により、気泡や不純物も循環によって自動除去可能な自己復帰機能なども有したものになっている。主要諸元は、階調数:8 階調グレースケール、液滴量:以下の標準3タイプ(6 ~42 / 12 ~84 / 40 ~160pl)、ノズル解像度:360npi(500×2 列)、など。■200万画素のCCDカメラで 高精度の貼り合わせを実現する 高精度自動位置合わせ貼合機 三共(株)では、CCDカメラの移動範囲が500×500mmの高精度自動位置合わせ貼合機『HAL 550A3』を、デモを交えて紹介し、多くの来場者の注目を集めていた。 『HAL-A3』タイプの製品は、最新鋭の画像処理技術を採用し、200 万画素のCCDカメラで高精度の貼り合わせを実現。相互のワークのアライメントマークをCCDカメラで読み取り自動補正し、0.05mm以内の精度で貼合せできる装置となっている。 同展示会の次回開催は、2016年4月6日(水)~4月8日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催される予定。2015年4月8日(水)~4月10日(金)東京ビッグサイトリード エグジビション ジャパン(株)2015年4月8日(水)~4月10日(金)東京ビッグサイトリード エグジビション ジャパン(株)■ 会 期■ 会 場■ 主 催■ 会 期■ 会 場■ 主 催Photonix2015~第15回 光・レーザー総合技術展~第25回 ファインテック ジャパンヤマハファインテック(株)のブースイーグル工業(株) ネオプトカンパニーのブース内の展示高精度自動位置合わせ貼合機『HAL 550 A3』多角度可変自動測定分光光度計『Agilent Cary 7000』デモを交えた「Sumita Image Guide Lens」の展示ファイバ出力型レーザシステム『FOM-B1004D-S001』MECHATRONICS 2015.6 49