ブックタイトルメカトロニクス7月号2013年

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概要

メカトロニクス7月号2013年

MECHATRONICS 2013.7 51■同研究プロジェクへの参加(1)高桑教授からの勧誘 同研究プロジェクトの初年度のセミナー(2008年12月)の数ヵ月前に、筆者は、それまで面識のなかった高桑教授とお会いすることになり、同セミナー参加のお誘いを受けた。 そのきっかけは、本誌のこの連載記事「ものづくりと地球環境」を編集した出版物が同博士の目に留まって、その本のテーマの選定と解説の視点が同博士がスタートした研究プロジェクトに適合しているからとのことであった。 当時、この「ものづくりと地球環境」の本誌への連載は、2002年4月号からスタートとして80回を超え、61回までの記事を再編集して2冊の単行本として出版した頃であった3、4)。そのようなご縁がプロジェクトの継続期間中(5年間)続くこととなった注4)。(注4)そのご縁で、「ものづくりと地球環境」の第3巻を出版するに際しては、巻頭に推薦文として、“体系的かつ総合的な観点から要点を押さえたうえで、個別の詳細な事項について、丁寧に検証・論述されており、まさに時宜を得た必携の書である。”との過分なお言葉を頂いた5)。(2)同研究プロジェクトのセミナー  高桑教授からのご依頼に応じ、JICCとして、セミナーへ参加することとなった。2008年12月のセミナーをはじめとして、期の途中からは、JICCの理事メンバーも勧誘、その他日頃お世話になっている組織の関係者にもご協力を求めて、5ヵ年間のプロジェクトのセミナーに、以下のように参加、協力することができた。①セミナー「東アジアにおけるモノづくりと環境のマネジメント」(Manufacturing and EnvironmentalManagement in East Asia)・期日:2008年12月26日(金)~28日(日)・会場:名古屋大学②セミナー「東アジアにおけるモノづくりとビジネスモデル」(Monodzukuri and Business Model inEast Asia)」・期日:2009年11月22日(日)~23日(月)・会場:名古屋大学③セミナー「東アジアにおける生産と技術のマネジメント」(Management of Manufacturing andTechnology in East Asia)」・期日:2010年1月4日(月)~6日(水)・会場:海南大学(中国、海南省海口市)④セミナー「東アジアにおける生産と技術のマネジメント」( Management of Manufacturing andTechnology in East Asia )」・期日:2010年5月5日(水)~7日(金)・会場:南開大学(中国、天津市)⑤セミナー「東アジアにおけるモノづくりと環境のマネジメント( Management of Manufacturing andEnvironment in East Asia )」・期日:2011年1月29日(土)~30日(日)・会場:名古屋大学⑥セミナー「アジアにおける持続可能性のためのモノづくりと技術のマネジメント(Manufacturing andTechnology Management for Sustainability inAsia)・期日:2011年10月20日(木)~22日(土)・会場:忠南大学(韓国・大田市)⑦セミナー「低炭素経済、モノづくりと環境のマネジメント(Low-Carbon Economy, Manufacturingand Environmental Management)・期日:2012年1月20日(金)~22日(日)・会場:明治大学(東京)⑧セミナー「持続可能性あるモノづくりと環境マネジメント(Sustainable Manufacturing andEnvironmental Managemen)・期日:2012年10月6日(土)(写真2)・会場:ベトナム国家大学(ハノイ、ベトナム)⑨セミナー「持続可能性あるモノづくりと環境マネジメント(Sustainable Manufacturing andEnvironmental Managemen)・期日:2012年10月6日(土)(写真2)・会場:ベトナム国家大学(ハノイ、ベトナム)⑩セミナー「東アジアにおけるモノづくりと環境のマネジメント」(5ヵ年プロジェクトの総括)・期日:2013年1月26日(土)・会場:名古屋大学(3)日本産業洗浄協議会(JICC)としての協力 本プロジェクトでは2008年以来各種のテーマでセミナーが開催されてきたが、筆者は、JICCの立場から、産業洗浄技術がモノづくりを幅広く支える“ものづくり基盤技術”の一つとして、関係の深いテーマでのセミナーに参加して、以下の演題で講演を行った。①“環境と共生するモノづくり~ オゾン層保護対策の事例から学ぶ~”(Monodzukuri withEnvironmental Consciousness‐A Case Studyof Ozone Layer Protection‐)②“生産と地球環境~ものづくり現場の化学物質管理~”(Manufacturing and Global Environment‐Chemicals Management in Manufactu ringSite‐)③“生産現場における地球温暖化対策~洗浄工程における事例~”(Measures for Global Warmingin Monodzukuri Field‐One Example of theOzone Layer Protection at Industrial CleaningProcess‐)④“モノづくり洗浄工程におけるVOC 排出抑制における自主的取組~EVABATシステムの適用~”(Voluntary Management of VOC EmissionControl at Monodzukuri Cleaning Processes‐Application of EVABAT(Economically ViableApplication of Best Available Technology‐) JICC理事の永里善彦博士((株)旭リサーチセンター元代表取締役社長、現相談役、(社)日本経済団体連合会 産業技術委員会 産学官連携推進部会長)は、企業のモノづくりと環境経営について、旭化成グループを中心として、産官学連携やNPOとの共同活動も含めたテーマで、2011年度のセミナーより参加した。(4)他組織からの協力 本プロジェクトの趣旨から、産業界の組織の参加が同テーマの掘り下げに必須であるという認識で、日頃の関連工業団体への接触から、2010年度より以下の関係者の参加を得ることができた。・指宿堯嗣((社)産業環境管理協会 常務理事)・大橋敏二郎((社)日本貿易振興機構 アドバイザー)・西出徹雄(一般社団法人 日本化学工業協会 専務理事)・菅邦弘(一般社団法人日本電機工業会 環境部長)・平尾雅彦(東京大学大学院 工学系研究科教授 )・和田宇生(みずほ情報総研(株)シニアコンサルタント)(2013.5.13記、以下次号)<参考資料>1)財団法人日本学術振興会のホームページ(注)高桑教授の課題については、各年度の「実施計画書」と「実施報告書」が同振興会の下記URLに記載されている(「平成24年度実施報告書」は未掲載)“実施中課題/アジア研究教育拠点事業/平成20年度採用課題/東アジアにおけるモノづくりと環境のマネジメント”http://www.jsps.go.jp/j-acore/14jishityu_acore.html2)化学工業日報:“(名古屋大学大学院・高桑宗右ヱ門教授インタビュー、企業の環境経営・社会の環境問題 合同議論へ、マネジメントMFCAなど系統的手法で、”(2011年1月24日)3)小田切 力:「ものづくりと地球環境」化学工業日報社(2004年8月)4)小田切 力:「ものづくりと地球環境?」化学工業日報社(2007年12月)5)小田切 力:「ものづくりと地球環境?」化学工業日社(2009年6月)<写真2> ベトナム国家大学でのセミナー<図1> 本プロジェクトの体系図1)