メカトロニクス5月号2012年

メカトロニクス5月号2012年 page 9/60

電子ブックを開く

このページは メカトロニクス5月号2012年 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
MECHATRONICS 2012.5 9高いノイズ耐性を実現した生産ラインから研究開発まで幅広い用途をカバーするインバーターシステム用1200V 耐圧HVICを発売電子部品市場向けLCRメータ3 機種を発売三菱電機(株)は、欧州などの....

MECHATRONICS 2012.5 9高いノイズ耐性を実現した生産ラインから研究開発まで幅広い用途をカバーするインバーターシステム用1200V 耐圧HVICを発売電子部品市場向けLCRメータ3 機種を発売三菱電機(株)は、欧州などのAC400V 系電源のインバーターシステムでパワー半導体を駆動するHVIC(High Voltage Integrated Circuit)の新製品として、業界最高クラス水準の1200V高耐圧と高いノイズ耐性を実現した『M81738FP』を発売した。同製品は、1200V 耐圧分割RESURF 構造によりリーク電流を10 μ A 以下に抑制し、チップ表面に新たにPolyRFP を採用することで安定した高耐圧特性を実現。新たに埋め込み層を採用してスイッチング時のラッチアップ誤動作を抑制し、保護回路を内蔵することでスイッチング時に発生する電源電圧ノイズの影響を低減。現行の1200V 耐圧HVIC(M81019FP)と端子配列の互換性を確保し、置き換えが可能。EU加盟国が規制するRoHS指令に準拠し、外装端子めっきに鉛フリーはん日置電機(株)は、生産ラインから研究開発まで幅広い用途をカバーするLCR メータ『IM3523』『IM3533』『IM3533-01』を発売した。3 機種ごとの性能は、主に次の通り。IM3523 は、電子部品の生産ラインにおける検査に便利な機能を搭載。このIM3523 の機能をベースに、トランスやコイルの検査に適した機能を搭載したのがIM3533となっている。また、IM3533-01 はIM3523 / 3533の機能をもちながら、より研究開発用途に機能を充実した製品。3機種共通の特徴は、各機種とも測定周波数/測定信号の範囲が従来機種に比べて拡大し、これにより測定用途の幅が広がり、ユーザーの利便性が向上。Z(インピーダンス)を測定した際の基本確度が± 0.05 % rdg. になり、従来機(± 0.08 % rdg.)に比べ改善を加えたことで、だ、チップ実装に銀ペースト樹脂を使用している。主な仕様は、耐圧:1200V(高圧系)/ 24V(低圧系)、出力電流:± 1.0A、ローサイド回路の消費電流:1.0mA、ハイサイド回路の消費電流:0.5mA、パッケージ:24P2Q、熱抵抗Rth(j-a):90 ℃ /W、内蔵機能:5V 系入力信号に対応した入力I/F /短絡保護回路/エラー信号出力回路/エラー信号入力による出力遮断回路/電源電圧低下保護回路/入力インターロック回路/エラー信号リセット回路/ゲート遮断用NMOS 出力シンク回路/電源電圧ノイズ吸収回路。省エネルギー/性能向上を目的に、民生/産業用機器に使用されるモータ駆動システムのインバーター化が進展しており、インバータシステムでパワー半導体を駆動するHVIC の需要も拡大している。欧州などでは、AC400V 系電源のインバータシステムが使用されており、その高電圧に適合した高品質な1200V 耐圧のHVIC が求められている。同社では、2012年4月2日より販売を開始している。2012.5より正確に測定することができるようになった。従来機で5ms(1ms は1 / 1000 秒)かかっていた測定時間が、IM3523 では2ms と半分以下に短縮されたため、測定効率が大幅に向上。特に、生産ラインでの使用では測定時間の短縮とコストダウンに大きな威力を発揮する。コンタクトチェック機能を装備し、測定時の断線や接触不良を検出する。これにより、検査漏れの可能性が低くなるため、より信頼性の高い測定が可能。各機種の特徴としては、IM3523 は小型/軽量化で生産ラインの組み込みに最適。IM3533 は、IM3523 の機能に加えて、巻線、コイル、トランスなどの測定に適した機能を搭載し、用途の幅が拡大。タッチパネル採用で操作性が向上、といった特徴をもつ。IM3533-01 は、IM3523 / 3533 の機能に加えて、周波数スイープ機能により、研究開発部門における測定に威力を発揮する。同社では、IM3523:800 台、IM3533:500 台、IM3533-01:200台の年間販売台数を目標にしている。請求番号E5004請求番号E5003請求番号E0010