メカトロニクス4月号2012年

メカトロニクス4月号2012年 page 56/60

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56 MECHATRONICS 2012.4 オフィス、工場、住宅、ビルの省エネルギー対策/節電ソリューションや、新エネルギー導入のための専門展『ENEX 2012』が開催された。併催の『SmartEnergy Japan 2012』と合わせ会期中の来....

56 MECHATRONICS 2012.4 オフィス、工場、住宅、ビルの省エネルギー対策/節電ソリューションや、新エネルギー導入のための専門展『ENEX 2012』が開催された。併催の『SmartEnergy Japan 2012』と合わせ会期中の来場者数は12,976 名に上った。■蒸気を利用し、省エネ、CO2削減に貢献 三浦工業(株)では、蒸気駆動式エアコンプレッサ『SD-1310CO』を紹介。 蒸気の利用、圧縮熱の活用により、工場の大幅な減電・省エネ・CO2 削減を実現するもの。蒸気のエネルギーからエアを作るので、駆動電力が不要という点が大きな特徴で、減圧する蒸気を取り込み、その蒸気膨張エネルギーでエアコンプレッサを回し、圧縮空気を生成、電気代の削減、電力負荷のピークカットに貢献する。排蒸気は減圧後の工場のプロセスでこれまで通り使用が可能。加えて、圧縮熱を回収して利用するためシステムエネルギー効率がアップする点や、部分負荷に強く、急な負荷変動に対応する。■油圧駆動機械のピーク/消費電力を削減 日本アキュムレータ(株)では、アキュムレータに関する展示を行っていた。 圧力による気体の圧縮性と液体の非圧縮性の性質を利用した作動液の蓄積/吐き出しをするもので各種産業機械で様々な目的で使用されており、電気に例えると蓄電池と同じ働きをする。この働きにより、油圧駆動機械に使用されている油圧ポンプ・電動機を小形化することでピーク電力を低減できる。また、電動機のアイドリングストップ運転が可能となり、消費電力を大幅に削減できる。■熱衝撃に強く、透明な結晶化ガラス 日本電気硝子(株)では、耐熱・低膨張結晶化ガラス ネオセラム『N-O』を紹介していた。 同製品は熱衝撃に強く、透明な結晶化ガラス。700 ℃の連続使用に耐える耐熱性で、熱膨張係数がほぼゼロのため急激な温度変化に強く、800 ℃の熱衝撃を加えても割れない。また、透明で内部の様子がよく見え、赤外線もよく通す。環境にやさしいことから、薪ストーブ・暖炉の前面窓や、電気・ガス調理器のトッププレートなどに使用されている。■スマートグリッドソリューション用製品 (株)マクニカは、同社が手がける先端商材からスマートグリッドに最適なソリューションをダイジェストで紹介。 スマートメータ/HEMS/BEMS 向け半導体製品として、電力計測から無線通信まで家庭やビルの省電力・電力最適化に使える半導体ソリューションを、パワーコンディショナ向け半導体製品として、太陽光発電やコジェネ、家庭用・大型蓄電池など幅広く応用されるパワーコンディショナ向け半導体ソリューションを、そして蓄電池向け半導体製品として、家庭用からコミュニティの電力をまかなう大型蓄電池まで応用できる半導体ソリューションを展示した。アナログ・デバイセズ社の電力計測IC『ADE』シリーズは、スマートメータやパワーコンディショナに適したアプリケーションで、電力、実装電圧、実効電流、皮相電力、無効電力の計算が可能だ。 同展示会の次回開催は、2013年1月30日(水)?2月1日(金)、東京ビッグサイトにおいて予定されている。ENEX 2012 第36回地球環境とエネルギーの調和展2012 年2月1日(水)?3日(金)東京ビッグサイト財団法人省エネルギーセンター■ 会 期■ 会 場■ 主 催 ナノ材料・素材、超微細加工技術、評価・計測分野をはじめ、各応用分野に対応した最新技術・製品を一堂に集めた『nano tech 2012』が、東京ビッグサイトにおいて開催された。併せて、『InterApua2012』『ASTEC2012』『SURTECH2012』『ConvertechJapan 2012』『新機能性材料展2012』『PrintableElectronics 2012』『環境電池展2012』も同時開催され、来場者は45,024人に及んだ。■軟質材料や極薄い硬質保護膜を測定 (株)エリオニクスでは、新製品である微小押し込み硬さ試験機『ENT-3100』を紹介していた。 極軽荷重0.5μN(0.1μN可能)でナノインデンテーション試験が可能で、軟質材料(弾性定数:数GPa 以下)や押し込み深さ10nm 以下の測定に対して、すぐれた再現性と安定性が得られる。UV硬化樹脂、Low-k膜などの機能性樹脂膜やその他の樹脂フィルム、シリコーンゴムなどの弾性材料、DLC 保護膜などの極薄い硬質膜への物性評価に威力を発揮する製品だ。■高い分解能と高速ACイメージング (株)アサイラムテクノロジーは、3軸センサクローズドループで原子分解能を達成している、小型サンプルAFM/SPMであるCypher(サイファー)AFMを紹介。 同製品は、タッピングモードで真の原子分解能を達成しており、低ノイズ:10pm-ACモードで点欠陥が見えるほど低ノイズ。10μm長微小レバーと、3μm径レーザで高速ACイメージングを可能にしている。自動レーザアライメント機能と自動センタリング機能でマニュアル操作が不要で、将来拡張のためのモジュール化設計により、さらなる高速化、広域、環境イメージングを可能にしている。■低加速電圧で高分解能を実現 (株)東陽テクニカでは、8500 型FE-SEMを紹介。 同製品は電界放出型電子銃により1kV で10nm 分解能を実現したもので、原子ステップも観察可能な超高感度4S-MCP型検出器も装備。ミニチュア静電式電子ビームカラムで省スペース化を実現しているのも特徴である。直感的なオペレーションを可能とするグラフィカルユーザーインタフェースや、繰り返し測定を容易にする座標記憶機能付きモータステージも採用されて初心者でも簡単に操作でき、かつ上級者向けアドバンスモード機能も装備する。■粒子界面特性評価への新技術 日本ルフト(株)では、パルスNMR方式 粒子界面特性評価装置『Acorn Area』を紹介していた。 同製品は、液体に分散されたナノ粒子の比表面積、ぬれ性や分散剤の吸着特性などを測定できる装置。核磁気共鳴分光法NMRを用いた特許技術で、従来法と比較して多くの優位点を有する。測定時間は5分で、乾燥または脱気などの試料調製は必要なく、また高濃度分散系でも希釈せずに現役の状態でも測定可能。NMRによる湿式比表面積の測定ができるため、液相での比表面積の測定が可能で、微粒子分散系の分散特性を評価できる。 同展示会の次回開催は、2013年1月30日(水)?2月1日(金)、東京ビッグサイトにおいて予定されている。三浦工業(株)のブース微小押し込み硬さ試験機『ENT-3100』耐熱・低膨張結晶化ガラスネオセラム『N-O』(株)マクニカのブースCypher AFM8500型FE-SEMパルスNMR 方式粒子界面特性評価装置『Acorn Area』日本アキュムレータ(株)のブースnano tech 2012 第11回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議2012 年2 月15 日(水)?17 日(金)東京ビッグサイトnano tech 実行委員会■ 会 期■ 会 場■ 主 催