ブックタイトル実装技術7月号2021年特別編集版

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概要

実装技術7月号2021年特別編集版

43写真10 卓上型多機能検査装置『i22X-300』写真9 目視検査支援機『NVS500DM』写真12 「ものづくり補助金」の無料相談ブース写真11 プラットフォーム型リワーク装置『MS9000SE(LPC)』実現する。実装後の基板を、低ストレス、かつ安全に切断する。 (株)日立技研は、目視検査支援機Neoview『NVS500DM』を紹介していた(写真9)。 自動外観検査機(多数のメーカー品に対応)と接続して使用できる本製品は、搭載したカメラが、自動外観検査機の確認個所を自動追跡。検出した不良個所に即座に移動するため、見逃す心配がない。外観・目視検査結果と修正個所を一元管理し、判定内容を画像付きで保存するのも大きな特徴で、品質向上とコストダウンを実現できる。 マランツエレクトロニクス(株)は、卓上型多機能検査装置『i22Xシリーズ』を紹介。アングルカメラによる斜視検査を実現するタイプの製品を参考出展していた(写真10)。 ターンテーブルでワークを回転させての多面検査が可能で、ティーチングペンダントレスソフトから直感的に操作できる。同シリーズの製品は、検査の用途に合わせて、照明タイプ、ロボットサイズの選択が可能である。 メイショウ(株)は、プラットフォーム型リワーク装置『MS9000SE(LPC)』を紹介していた(写真11)。 同製品は、自社開発のITTSⅡ(自動温度追尾システム)により、部品取り外し作業を行いながら同時に基板の温度プロファイルの取得が可能。推奨温度プロファイルを入力するだけで面倒なプロファイル作成が15 分ほどで完成し、作業時間の短縮に貢献する。その他、スキルレスな位置合わせ機能や、自在な拡張機能を有している。対象基板サイズは400×500mm、対象部品サイズは□ 1?50(0402?オプション)、となっている。 また、展示会場には、中小企業・小規模事業者などの生産性の向上のための設備投資など、「新規ビジネスモデルの構築を支援する経費の一部を補助」する、「ものづくり補助金」の無料相談ブースも設置されていた(写真12)。現在、「MUSUBI」キャンペーンとして、この「ものづくり補助金」の無償申請サポートのサービスが行われている。サポート料金不要で、購入者の負担費用を抑えて製品を導入できる、として、来場者が相談を受けていた。 なお、「MUSUBI」参加企業は現在も募集されている他、同展示会は、去る6 月10 日と11 日には名古屋で開催され、さらに8 月には熊本、10 月には兵庫での開催が予定されている。「MUSUBI」の、今後の展開に注目していきたいと思う。