ブックタイトル実装技術7月号2021年特別編集版

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概要

実装技術7月号2021年特別編集版

12■ レーザ印字装置 『SPARK-CD』 安全、かつ高品質なレーザマーキングが可能なレーザ印字装置。 電子基板上に、1D Code、2D Code、文字、ロゴなどを印字する装置で、両面同時印字に対応。レーザヘッド X、Y軸駆動、自動幅調整機能を搭載している。対応基板サイズは、50×50mm?470×350mm。対応基板厚は0.6?6.0mm。レーザ種類はCO2、5W、強制エア空冷。その他の特徴は、下記の通り。● 画像処理を使った、高精度位置補正シ  ステム 同社のレーザマーカーシステムはカメラとリング照明を標準搭載(写真1)。独自の画像処理技術により、基板の認識マークを読み取り、ミクロン単位の位置補正を行う。また、認識マークがない場合や、はんだレベラー基板では、認識マークの代わりに基板の特徴ある部分を使って、画像マッチングを使って位置補正を行う。● 基板をクランプしたまま、基板全体に  印字可能 レーザマーカーヘッドを駆動することで装置の小型化に成功。また、印字対象部分に常に垂直に近い角度でレーザを照射することで、基板のどの位置でも高精細に印字できる。● レーザマーカーを上下に2台搭載した 両面同時印字モデル 『SPARK-CD』は、完全独立制御のレーザマーカーを、基板を挟むように2台搭載。従来の反転機を介した2 回印字ではなく、両面同時に印字を行う。両面にシリアル情報などを印字する場合に、表面と裏面の内容がずれる心配がない他、片面を印字する時間で両面が印字可能。シンプルな機構で省スペース化を実現している(図1)。● PC画面だけで簡単にレーザ印字デー  タを作成可能 レーザ印字データを作成する際はまず基板全体の画像をカメラで取り込み、印字したいポイントをクリック。作成した印字データは一般的なファイルと同様にPC 上で名前を付けて保存される。保レーザ印字装置(株)ジュッツジャパン存したファイルを開くと、基板全体画像とレーザー印字位置が表示されるので、開いた印字データが正しいか容易に確認できる他、一度画像を保存しておけば基板がない状態でもデータ作成、編集をいつでも再開できる。● 印字前に基板投入方向、基板面、2重  印字を確認可能 CCDカメラと画像処理ソフトウエアを標準搭載。この2つの機能を使って、基板の投入方向確認、基板面の確認を任意の位置で行うことができる(写真2)。基板上の特徴パターンやシルク文字を使って確認するので、認識マークやスルーホールを使った確認方法に比べ、基板設計に影響されない。また、レーザーの2重印字を防止するために、印字エリアにすでにレーザ印字がされていないかの確認もできる。● 印字後に印字内容の読み取り確認と  ログ出力可能 また、レーザ印字したコードを読み取り、読み取った内容を元データと照合する機能を有する。その結果はログファイルとしてPCもしくはネットワークを介したサーバに保存され、その際に実際にスキャンした画像も残すことができる。(写真3)         <請求番号 G7005>PR写真1 カメラとリング照明を標準搭載図1 写真2写真3