ブックタイトル実装技術6月号2021年特別編集版

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概要

実装技術6月号2021年特別編集版

19図2 塗布領域と禁止領域(左)と塗布経路計算(右)を設定・確認できる図3 AIによる部品分類(左)3D画像の操作画面(右) 今年販売開始の新製品、はんだ印刷検査装置『Sherlock-SP-700』、基板コーティング装置『Pegasus-600I』『Pegasus-300F』、3 次元基板外観検査装置『Sherlock-3D-1100S』、レーザマーキング装置『Watson QR-800』を紹介する。■ はんだ印刷検査装置 『Sherlock-SP-700』 デュアルラインレーザによりはんだ面積、体積、高さ、位置、カスレ具合の検査を高さ分解能7μmで実施可能。印刷機の条件出しをサポートする統計解析機能を標準搭載し、検査後、直ちに解析結果を確認できる。検査したはんだの面積・体積量などをランドごとのバラツキで確認可能(図1(左))な他、生産枚数に応じたはんだ量の変化の確認もでき(図1(右))、印刷機のメンテナンス性向上にも貢献。   <請求番号 F7013>■ 基板コーティング装置 『Pegasus-600I』『Pegasus-300F』 インラインタイプの『600I』と卓上タイプの『300F』を用意。インラインタイプの塗布ノズルには、フィルムコートタイプとニードルタイプの2種類を標準装備。広い面積を、短時間、かつ限定された領域を正確に防湿剤塗布可能(卓上タイプはフィルムコートタイプのみ)。作業者は内蔵カメラによる基板全体の画像をモニタで見ながら塗布エリアを指定できるため、実際の塗布感覚でのティーチングが可能。ティーチングでは主に「塗布する」領域と「塗布しない(禁止)領域」を設定(図2(左))。領域指定はタッチパネル上で簡単に実施でき、指定領域に対し、はんだ印刷検査装置、他(株)レクザム塗布高さか部品高さを入力すれば完了。塗布方向、使用ノズルなどの詳細設定も領域ごとに設定可能な上、作成データをシミュレーションすることで実際に塗布せず塗布経路を確認できる(図2(右))。基板の表裏、搬送方向の確認及び、塗布エリアの検査機能の他、最短塗布ルート探索も自動計算するため、タクトタイムの短縮にも貢献する。 <請求番号 F7014>■ 3D基板外観検査装置 『Sherlock-3D-1100S』 ラインレーザを用いた分解能12μmの高さ計測により、部品・ICリード浮き、はんだ量など多様な実装部品検査を行う。Deep Learningを採用し、検査やティーチングに用いることで検査精度の向上やデータ作成時間短縮を実現。データ作成では基板画像とマウンタデータの位置情報からAIが部品種類を自動識別(図3(左))。識別した部品に適した検査設定は自動入力されるためボタン1つでデータ作成の大部分が完了。検査では高さ100μmの浮きから高さ20mmの部品検査まで、広いレンジでの高精度検査が可能。NG部品は、良品画像との比較の他、検査結果リストがモニタ上に表示されるため、作業者は不良理由を迅速に確認でき、目視確認・修正作業を容易に行える。また3D 検査装置ならではの画像回転、高さプロファイル機能などを豊富に搭載し、検査をサポートする( 図3(右))。      <請求番号 F7015>■ 基板レーザマーキング装置 『Watson QR-800』 CO2レーザを搭載し、1 秒間に最大30文字の速度で印字。対応基板サイズは50×50mmから330×250mm のM型基板で、インラインへの導入も可能。また、内蔵カメラを用いた機能では「基板誤挿入検知(挿入方向、表裏)」「基板ごとの位置補正で位置精度50μmを実現」「印字後の文字品質チェック」の判別を行なう。その他、誤操作による重複したシリアル番号検知しアラームを発動するなどトレーサビリティ向上のサポート機能も充実(図4)。   <請求番号 F7016>PR図1 はんだ量のばらつき(左)とはんだ量の変化(右)を確認可能図4 基板の印字画像