ブックタイトル実装技術5月号2021年特別編集版

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概要

実装技術5月号2021年特別編集版

31フォースゲージを搭載するとテスト前後による押し圧、引っ張り劣化度合いを計測することも可能。 (株)ファソテックは、連続カーボンファイバを使用して造形する画期的な3Dプリンタ『MARK TWO』の展示を行っていた(写真5)。 同製品は、「FDM のプリントヘッド」と、一続きのカーボンファイバ用の「特殊なカッターを組み込んだヘッド」のデュアルヘッドシステムにより、金属プリンタ相当の堅牢で軽量な部品を造形できる。カーボン含有のフィラメントではなく、独自の一続きのカーボンファイバフィラメントで造形するため、本来のカーボンファイバの特性を発揮できる。卓上サイズで特別な設備もいらず、どこにでも設置が可能。 JFEアドバンテック(株)は、気体のリーク個所を可視化し、省エネに貢献するエアリークビューアー『MK-750ST』の展示を行っていた(写真6)。 同製品は、エアリークの発生個所がカメラ画像により、一目で分かる。新型TFT 液晶の採用により、屋外でも見やすい画面を実現。従来製品の『MK-750』を約1/2に小型化するとともに、新たに「簡易漏れ量表示機能」を搭載している。超音波を検出して音源方位を特定するので、騒音環境下でも測定可能。 (株)アスコは、専門知識もプログラムも不要で、つけるだけでIoTを実現する産業用IoTシステム『PUSHLOG』の紹介を行っていた(写真7)。 同システムは、必要なものをすべてセットで用意しているので、個別に検討、手配するための時間や費用を掛けずに、遠隔監視をスタートできる。ゲートウェイがPLC のデバイス値をプログラムレスで読み出すため、プログラムの追加や変更は不要で、RS-485タイプはModbus(RTU)に対応し、インバータなどを8 台まで接続可能。アラームメール送信機能を使用してデータ異常時に担当者に異常を通知でき、収集したデータをCSVファイルで保存したり、WebAPIを使用して外部アプリケーションと連携することで、活用することが可能。 アラオ(株)は、工場/倉庫内などでの安心で安全な作業環境を実現する安全対策用品の一例として『サンドクッション』の展示を行っていた(写真8)。 同製品を地面に敷くことにより、堅い地面で作業するよりも足腰の疲労感を軽減できる。衝撃を吸収するだけでなく、防音や防振マットとしても使用が可能。規格は18t×500w×1m、重量5kg。 同展示会の次回開催は、2022年3月16日(水)~18日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて予定されている。写真4 反復耐久耐荷重試験機『Assist System TYPE-2』写真6 エアリークビューアー『MK-750ST』写真5 3Dプリンタ『MARK TWO』写真8『サンドクッション』写真7 産業用IoTシステム『PUSHLOG』