ブックタイトル実装技術4月号2021年特別編集版

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概要

実装技術4月号2021年特別編集版

33 ダイナテックプラス (株)では、独・kurtz ersa 社の自動局所噴流はんだ付け装置『VERSAFLOW』を紹介していた(写真5)。 同製品は、少量多品種生産から高速処理システムまで自由に構成を選択できる「ERSAモジュール システム」を採用。すべての機種で同じはんだ槽/電磁誘導式噴流ポンプを使用しており、プロペラ式ポンプのような駆動部品がないため、揺らぎがなく高精度な噴流制御が可能であるうえ、ドロスの発生が少なくメンテナンス頻度が非常に少ない他、噴流を急速落下させる独自のピークオフ制御によって、基板端面の狭ピッチパターンでもオーバーランさせずにブリッジなくはんだを切ることができ、多様なオプションも搭載可能となっている。 山陽精工(株)のブースでは、高温観察装置『SMT SCOP SH-5000E』を展示していた(写真6)。 同製品は、精密かつ再現性のある温度制御で確実な高倍率観察を実現するもので、はんだ、極小部品(0201)や狭ピッチ接合の評価/解析に最適。温度プロファイルの設定は1 ℃、1 秒単位で最大127ステップ設定できる。最大で400 ℃まで対応。雰囲気気体をフローすることにより、試料の発展や気化した有機物を排除し、揺らぎのない良質な画像が得られる。ブースでは、4Kの高解像度で撮影した画像を紹介しており、注目を集めていた。 太洋電機産業(株)のブースでは、はんだ付けシステムの新製品『FA-1100』シリーズを紹介していた(写真7)。 同シリーズでは、はんだ送りユニット『FA-1100FD』『FA-1100FD-V』はリールホルダと一体式で消耗品の交換やメンテナンスが容易。はんだ付けユニット『FA-1100SD』は、こて先へのはんだ供給方向の変更が可能(±30 °)。エアブロークリーナー『FA-1100CL』は、クリーニング時の吹き上がりを防止する構造、かす受けのみ取り外し可能で、清掃後もノズルの位置がずれない。本システムを導入することで、作業者との作業分担によって高効率とコーコスト化、そして作業者の技能に依存しないことではんだ付けの高品質化を実現する。 同展示会の次回開催は、2022年1月19日(水)?21日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催される予定。写真7 はんだ付けシステム『FA-1100』シリーズの展示写真5 自動局所噴流はんだ付け装置に関する展示写真3 真空ソルダリングシステム『MP2』写真4 「異種材接合技術」に関する展示写真6 高温観察装置『SMT SCOP SH-5000E』