ブックタイトル実装技術1月号2021年特別編集版

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概要

実装技術1月号2021年特別編集版

27微細粉末を使用したソルダペーストの溶融特性評価方法はんだ関連技術3 2  装置の特徴と概要1. 特徴 高温観察装置『SMT Scope SK-5000』(図1)の特徴を次に示す。① 設定加熱プロファイルに対して追従性が良く、再現性の高  いプロファイル加熱が可能② 試験片が均一に加熱され、リフロー実装と近いプロファイ  ル加熱が可能③ 付属の専用メタルマスクを用いることで、バラつきが少な  く、容易な試験片製作が可能2. 概要 装置の主な仕様を表1に示し、構成を図2に示す。   高温観察試験   (JIS Z 3285 5.5)1. 試験概要 メタルマスクのイメージを図3に示す。type7、8を対象とし、ソルダペーストの印刷後からリフロー工程の予熱までのだれ挙動及びリフロー性の状態を、高温観察装置を用いて評価する。 具体的には、高温観察試験のための標準印刷パターンを使用し、評価対象のソルダペーストを銅張積層板上(23×24×0.8mm)に印刷する。印刷されたソルダペーストの予熱時のだれ性の度合い、及び本加熱時のリフロー性の状態を評価する。 次に溶融過程について、図4に示す。2. 評価方法 加熱中に撮影した動画により、リフロー性の評価指標を用いて評価する。① だれ性 予熱時間の最後に、ブリッジの発生しない最小間隔の印刷径を評価する。山陽精工(株)表1 『SMT Scope SK-5000』の主な仕様図2 装置の構成図4 加熱プロセス写真図3 高温観察試験用メタルマスクのイメージ