ブックタイトル実装技術1月号2021年特別編集版

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概要

実装技術1月号2021年特別編集版

22写真2 『Pegasus-600I』(左)と『Pegasus-300F』(右) 2021年から販売される同社の新製品3機種(はんだ印刷検査装置『Sherlock-SP-700 』、基板コーティング装置『Pegasus-600I』『Pegasus-300F』)の他、既存製品(3D基板外観検査装置『Sherlock-3D-1100S』、基板レーザマーキング装置『Watson QR-800』)について、以下に紹介する。■ はんだ印刷検査装置 『Sherlock-SP-700』 レーザを使用して高さ分解能7μmで、はんだ面積、体積、高さ、位置、カスレ具合の検査を行う(写真1)。 ガーバデータの読み込み、検査閾値の自動設定など、短時間での検査データ作成が可能である他、Sherlockシリーズと同一のオプションソフトとの連携により、検査後の修正作業や統計解析が可能。          <請求番号 A7018>■ 基板コーティング装置『Pegasus-600I』 『Pegasus-300F』 2 種類の塗布ノズルを使い分けることで対象基板の塗布エリアに合わせた最適な防湿剤塗布を行う製品。 装置内蔵カメラにより、基板の表裏、搬送方向の確認だけでなく、塗布エリアの検査機能も備えている。ティーチングは撮像した基板画像から塗布エリアを指定できるため、画面を見ながら実際の塗布感覚でのティーチングが可能である。 また、指定エリアの最適な塗布経路を導く機能を搭載しており、塗布時間の最適化が可能である。 同製品は、生産ラインに連結するインラインタイプ『Pegasus-600I』(写真2左)の他、卓上タイプ『Pegasus-300F』(同右)での販売が予定されている。          <請求番号 A7019>はんだ印刷検査装置、他(株)レクザム■ 3D基板外観検査装置 『 Sherlock-3D-1100S』 レーザを用いて12μmの分解能で高さ計測を行うことにより、部品の浮き、ICリード浮き、はんだ量など多様な実装部品検査を行うことができる製品。 またDeep Learningを用いることにより基板上の異物、はんだボールの検出を簡単な設定で検査可能となった。 はんだボールのような、サイズが小さく、かつ多様な形状の物体を従来手法で検出するためには、検出条件の設定が複雑かつ困難であった。同製品は、これら検出物のわずかな変化を同一の検出対象として認識することが可能。簡単な設定でありながら、角チップ抵抗に近接したはんだボール(写真3)であっても正確に検出することができる。 異物の検出以外にもDeep Learningを搭載した機能は、文字認識やデータ作成補助機能に導入されており、従来手法にはない簡単な操作性と高い検査精度の向上を実現している。          <請求番号 A7020>■ 基板レーザマーキング装置 『 Watson QR-800』 CO2レーザを搭載し、バーコード、QRコード、データマトリックスなどを1 秒間に最大30 文字の速度で印字する(写真4)。基板サイズは50×50mm から330×250mmのM型基板まで対応し、インラインへの導入も可能となっている。 装置内蔵カメラにより基板の誤挿入を検知できるだけでなく、基板ごとに位置補正を行い正確な位置での印字が可能である。印字後の状態を確認し、品質に問題がないことをチェックするだけでなく、誤操作による重複したシリアルの印字を検知する機能を搭載している。          <請求番号 A7021>PR写真1 『Sherlock-SP-700』(左)とはんだ撮像の様子(右)写真3 はんだボール検出写真4 基板の印字画像