ブックタイトル実装技術6月号2020年特別編集版

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概要

実装技術6月号2020年特別編集版

201プリント配線板製造の動向を探る12   まえがき 2020 年初頭より第五世代携帯無線規格(5G)を利用した携帯無線サービスが世界的に始まった。5Gは従来の携帯電話(LTE: Long Term Evolution)より優れた機能があり携帯電話の一般ユーザだけでなく産業界にも多いに貢献できる特徴が多く含まれている。 しかしこの特徴を実現するには新規開発しなくてはならないプリント配線板技術、通信技術、高周波回路技術、電子部品技術、ソフトウエア技術など技術的難度が高いため、5Gのサービスは段階的なものとなっている。 一方、不幸にも本年初頭よりコロナウィルスによる世界的災禍(パンデミック)が発生し経済活動が凍結状態になったが、インターネットを利用したWEB会議や自宅でリモートワークなどが図らずも多用されることとなり、通信の重要性と便利さが再度実感できることとなった。 現状ではまだまだリモートワークは使い勝手が十分ではなく、万人が満足するような内容ではないが有用性を実感できたことで今後リモートワークが増加することが期待できる。現状の使い勝手の不十分さは5Gによりほとんどが解決可能であるため、5Gの早期フル活用が期待されるところである。    5Gとは 5G(ファイブGと呼ぶ)はLTEの課題を解消することおよび近未来社会に広く無線技術を利用できるような仕様を盛り込んだ規格である。5Gというとミリ波とすぐに結びつける傾向があるが、ミリ波はあくまで5Gの仕様を満足させるための手段の一つであるので、ミリ波=5Gではないことに注意して欲しい。 5Gの仕様は大きく3つの機能が挙げられる。その内容は、(1) 多数同時接続(2) データ伝送速度の超高速化(3) タイムラグを意識しない超低遅延がある。このおのおのについて以下に解説する。1. 多数同時接続(Massive Machine Type Communication) 1km2内で100万ユーザの接続が可能という要求があり、5Gとプリント配線板NPOサーキットネットワーク / 梶田 栄