ブックタイトル実装技術4月号2020年特別編集版

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概要

実装技術4月号2020年特別編集版

321?? は????に NHK 放送技術研究所(以下、NHK 技研と略す)についての紹介は、撮像素子、ディスプレーに続き、今月は映像の録画に適した新型メモリ2種の開発を紹介する。 放送された映像や音声を長く保存しておくことが重要であるが、一般の電子機器に用いられているNANDフラッシュやハードディスクでは、長期にわたる信頼性が十分でなく、寿命が保証されていない。そこで、それに代わるメモリの開発が行なわれている。2?? ??????????ロ??ラム??モリの研究 8K映像を長期保存するための超大容量・高転送速度のアーカイブ用記録システムが求められている。この要求に応える記録技術として、NHK技研では多値記録によるホログラムメモリの研究開発を進めている。 まず、ホログラムメモリについて解説しておくと(筆者も専門ではないので他の資料からの受け売りだが)、一つの記録領域に信号光と参照光とを違う角度から照射し、その干渉によるパターンをフォトポリマの屈折率の大小として記録する。光の強度や波長だけでなく位相も含めて記録でき、この技術をデジタルデータの記録に応用したのが「ホログラムメモリ」である。図1 のようにデジタルデータを、空間光変調器(液晶パネルなど)を用いて2 次元画像(ページデータ)に変換した上、レーザ光を通過させて信号光とし、別の角度からの何もしていない参照光(無変調のレーザ光)とともにフォトポリマに照射し、発生した干渉縞を記録する。読み取り時には、参照光のみのレーザをフォトポリマに照射すると、その回折光がページデータの光学像として出現し、それをイメージセンサで感知する。 これまでページデータは白黒の2値で行っていたが、記録容量の増加をめざして多値記録に取り組んでいる。2018年度シリーズ・さまざまな研究所を巡る(第15回)NHK放送技術研究所(その3)厚木エレクトロニクス / 加藤 俊夫図1 ????????????????の??????????の????図2 ????????????????の??????????の????