ブックタイトル実装技術4月号2020年特別編集版

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概要

実装技術4月号2020年特別編集版

28 自動運転、クルマの電子/電動化、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に出展される『オートモーティブワールド2020』が、1月15日(水)~17日(金)の3日間、リードエグジビションジャパン(株)の主催により東京ビッグサイトにおいて開催された。 同展示会は『、第12回[ 国際]カーエレクトロニクス技術展』、『第11回 EV・HEV 駆動システム技術展』、『第10回クルマの軽量化 技術展』、『第8回 コネクティッド・カー EXPO』、『第6回 自動車部品&加工 EXPO』、『第3回 自動運転 EXPO』の6展で構成され、3日間の来場者数は38,992名を集めた。 (株)エヌエスティーは、モータ検査における作業時間の大幅な削減と簡単操作を実現するモータ静特性試験機『ME-1000』の展示を行っていた(写真1)。 同製品は、計測内容や計測順序を自由に設定できるため、1 台で多種多様なモータ(ステータ)に対応することが可能。EthernetとI/Oにて外部制御が可能で、設備の一部として組み込むことができる。大型15インチタッチパネルの採用により、簡単操作を実現。制御盤と計測器ラックが一体になっているため本体のキャスタで移動でき、電源はAC100Vコンセントから供給することができるので場所を選ばず設置が可能。 ヘッドスプリング(株)は、電力回生により1 台で直流電源と直流電子負荷の両機能を実現するプログラマブル直流回生電源『biATLAS』の参考展示を行っていた(写真2)。 同製品は、同社独自の制御技術である「HARCT」を搭載し、優れた応答性能と安定性を両立。EV開発環境に多いCANを使用しての制御にも対応。電源の直並列により、試験対象に合わせて環境を構築できる。19インチラック1.5Uサイズ、重量18kg のスリムな軽量設計で、縦置きも可能。F/Wのアップデートにより、電源の直列化や評価/試験システム組み込みなどが可能。 (株)写真化学は、膜厚分布をその場で可視化できる『イメージング膜厚モニタ』の展示を行っていた(写真3)。 同製品は、顕微鏡視野内の任意領域の膜厚/膜質分布を測定し、その分布を3D 表示することができる。可視波長光千式膜厚計と同等の分解能で、450 ~750nm の波長範囲を1nm単位で指定可能。ファイバ式膜厚モニタと同じ計算エンジンを使用して並列演算。低倍の対物レンズを使用して5mm□以上の領域測定と、高倍の対物レンズを使用して1μm 以下の空間分解能で測定可能。 (株)MKエレクトロニクスは、作業には熟練のスキルを必要とせず、女性にも安心な安全設計を実現した、デジタルケーブルストリッパシリーズのフラッグシップモデルとなる『MKS200』の展示を行っていた(写真4)。オートモーティブ ワールド 2020写真1 モータ静特性試験機『ME-1000』写真2 プログラマブル直流回生電源『biATLAS』写真3『イメージング膜厚モニタ』