ブックタイトル実装技術11月号2019年特別編集版

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概要

実装技術11月号2019年特別編集版

37は10秒)。繰り返し位置精度は6σ:0.01mm。また、L510×W510mmの大型基板に対応可能(オプションでL610×W510mm)、マスクサイズは最大で750×750mmに対応する。さらに、段取り替えの全自動化にも対応。次生産に使用するマスクを印刷機稼働中にプリセットしておき、段取り替え作業を自動で行う「マスク自動交換機能」(オプション)、マスク交換時に使用済みのマスク上に残ったはんだを自動で無駄なくすくい上げて交換後の新しいマスク上に速やかに移動する「ハンダ自動載せ替え機能」(オプション)、基板を下方から支持するバックアップピンを自動で交換する「バックアップピン自動交換機能」(オプション)を用意している。 ダイナトロン(株)は、キャスタ付きでどこでも加工できる実装治具加工システム『Meister440-AP』を紹介していた(写真4)。 本製品は、搬送キャリア、フローパレット、バックアッププレート、検査治具、組み立て治具、位置決め治具など、実装工程のあらゆる実装治具作製の内製化を実現する装置。ABS、アクリル、POM、PEEK、アルミニウム、ユニレート、MCナイロン、ベークライト、ガラスエポキシなど豊富な加工材料に対応。スライドドアを採用した省スペース設計で、100V 電源を採用。環境にやさしく、安全加工を実現し、ガーバデータから、開口部Vカットの最適化チェックと修正を行う。 トープロテクノサービス(株)では、東大ベンチャーと共同開発した、「AIを使った基板設計」を紹介していた(写真5)。 これは、AIでアートワーク設計を効率化する、というもので、いつでも高品質な設計が可能で、同時に多くの設計案を作ることができる。基板の外形、部品(ライブラリ)、ネットを準備すると、それに基づいて、ルールベース型AIによる多数同時設計を実施。AIが部品配置、自動配線を行い、短時間で1000通り以上の設計案を自動生成する。そして、これであがってきた案の中から、過去の設計データから傾向を抽出/構築した機械学習型の「AI先生」が、設計仕様、製造仕様、ノイズ対策、熱対策などの項目ごとに評価/採点し、高得点のものを選び抜く。設計者(人)と比べると最大約2/3に時間が短縮されるという。 大船企業日本(株)では、極小径加工用UVレーザ加工機(JOB SHOP用)『AVIA NX』を紹介していた(写真6)。 同製品は、波長355nm の高速UV発振器を搭載し、プリント基板、その他材料の極小径加工を、高速高精度で行う装置。材料、目的別にレーザ源を選択可能で、2 軸構成により、同時に2つのワークを高速加工。10 ~30μmの極小径加工に対応する。自社開発CNCにより、快適な操作性を実現している。写真3 プレミアム印刷機『YSP10』写真4 実装治具加工システム『Meister440-AP』写真6 極小径加工用UVレーザ加工機(JOB SHOP用)『AVIA NX』写真5 トープロテクノサービスのブース