ブックタイトル実装技術11月号2019年特別編集版

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概要

実装技術11月号2019年特別編集版

15スマートマニュファクチャリングを推進する、ヤマハの「1 STOP SMART SOLUTION」????????の????化 2  ??マートマ????????ク????リン????????????に??する?????? 電子部品実装工場のスマートマニュファクチャリング化プロセスにおいて、現実の導入でのキーとなるのは、実装ライン構築における機器相互のM2M連携である。当社では、自社機器同士はもちろんのこと、他社機器とのM2M連携にまで幅広く対応を可能としており、既に多くの導入実績がある。 また、業界全体としても、トータルで世界販売シェアの約80%を占めている日系マウンタ大手企業4社(当社含む)、およびグローバルな実装周辺機器企業やPLCメーカーなど数十社、加えてSEM(I Semiconductor Equipment andMaterials International)およびJARA(日本ロボット工業会)の2つの業界団体が協力して2017 年に立ち上げたフォーラムによって、グローバルM2M通信標準「SEMISMT-ELS(通称:ELS)」(図1)が開発され、企業の垣根を越えたM2Mインターフェースの世界標準化が進んでおり、当社もフォーラムの幹事企業として、お客様の利益と業界の発展に貢献するべく積極的に活動を推進している。 しかしながら、他社機器をM2M連携して実現できる具体的な機能について考えると、開発思想も事業規模も異なるメーカー間では、相互に開示不可能な機密情報が少なからず存在し、実際に連携可能な情報が基板IDやバッドマークなどの基本的な情報の範囲に限られてしまうこと、また、リソースやビジネスモデルが異なる各メーカーが、機能やソフトウエアを同時並行で開発する困難さなど、現実としては様々な課題や限界が存在する。 そこで当社は、他社機器連携への対応を積極的に進める一方で、その限界を超えた高度なM2M連携を実現するべく、SMDストレージシステム、はんだ印刷機、ディスペンサ、SPI、マウンタ、AOIなど、実装ラインの主力機器を全てヤマハブランドで構築可能な、業界随一のSMTフルラインナップ体制を完成させた。 そして、それらの機器を、最新IT技術を用いた機能パッケージソフトウエアの集合体として開発した、IoT・M2M統合システム「インテリジェントファクトリー」(図2)により、ブラッヤマハ発動機(株)図2 インテリジェントファクトリー構成図