ブックタイトル実装技術10月号2019年特別編集版

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概要

実装技術10月号2019年特別編集版

16電子部品12   はじめに 一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)/電子部品部会/部品技術ロードマップ専門委員会では、2017 年に発刊した「電子部品技術ロードマップ」を全面改訂し、『2028年までの電子部品技術ロードマップ』、副題を「超スマート社会(Society 5.0)の実現に貢献する電子部品の動向」(A4 版430 ページ、図1)として2019 年版を発刊した。 電子部品技術ロードマップは電子部品を扱う技術者あるいは関係者を対象に、電子部品を取り巻く環境、電子部品の現状、10年後までの技術動向および将来への展望を提示している。 本版では、注目するフィールドとして前版で取り上げた「ヒューマンライフ」、「モビリティ」、「インダストリー」と、新たに「6次産業」に関して記載した。4つのフィールドに共通するのは、IoT(Internet of Things)、人工知能、ビッグデータ、ロボット(自動運転車、ドローンを含む)、センサが、社会システム全体の効率化・全体最適化を推進し、2050年の姿として描く超スマート社会を実現するために国をあげて取り組んでいるSociety 5.0(図2)につながっていくということである。このSociety 5.0は、2015 年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030 アジェンダ」にて記載され、2030 年までの国際目標である「SDGs(持続的な開発目標)」に向けた日本の優先課題の一つでもある。 そして当ロードマップでは、我々電子部品業界の目指すべき方向性を可能な限り明確化しようと試みた。LCR 部品、EMC部品・ESD 部品、通信デバイス・モジュール、コネクタ、入出力デバイス、センサ・アクチュエータ、電子部品材料、発光デバイスの技術進化は、「Society 5.0」を支える礎になると確信している。   「注目するフィールド」(第2章)1. ヒューマンライフ (キーワード:「手に入れる」、「健康を維持する」、「生涯活  躍する」、「暮らす」)「 2028年までの電子部品技術ロードマップ」の概要?超スマート社会(Society 5.0)の実現に貢献する電子部品の動向?(株)村田製作所 / 小池 純図1 ロードマップ表紙図2 Society5.0で実現する社会(出典:内閣府)