ブックタイトル実装技術1月号2017年特別編集版

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概要

実装技術1月号2017年特別編集版

43高信頼性を要求される電子デバイスに最適なはんだフラックス洗浄技術はんだ関連技術れてきた錫-鉛の共晶はんだ(融点183℃)に比べて、代表的な鉛フリーはんだであるSAC305(Sn-3.0Ag0.5Cu)は融点が217?219 ℃と高く、リフロー温度も高くなった。また、鉛フリーはんだは共晶はんだに比べてぬれ性に劣るため、フラックス中の活性剤が増量されている場合が多い。はんだ付け後に生じる金属石けんなどの金属化合物は、水だけでなく溶剤系の洗浄剤に対しても難溶性のため、これらの生成量が増加することにより、鉛フリーはんだの洗浄は共晶はんだに比べて大幅に難しくなっている。さらに、鉛フリーはんだは高温下での形状のダレを防止する目的で、難溶性の軟化点温度が高いワックス類をチキソ剤として使用することが多く、このことも洗浄をより困難なものにしている。3. はんだ粒子の微細化 0201 部品のような小型部品を搭載しようとすると、従来のType4 のはんだ粉(粒径20?38μm)では電極サイズに比べてはんだ粒子が大きすぎて、適切な量のはんだ供給が困難である。そこで、小型部品の実装に際しては、Type6(粒径5?15μm)などの微細はんだ粉を使用することで微細接合部分に供給するはんだ量の制御を図っている。図2に示したように、ペースト中に含まれるはんだ粉の総表面積は粒径の逆数に比例するので、Type6 の粒径がType4 の3 分の1になったと考えると、総表面積としては3倍になる。このため、従来のフラックスに含まれている活性剤量では微細はんだ粉の酸化表面を十分に還元することができず、ぬれ性が非常に悪くなり、はんだボールを生じやすくなる。これに対応するため活性剤量を過剰に添加する傾向にあり、やはり洗浄を困難にする要因となっている。   低VOC一液洗浄システム   『マイクロクリーナーECO』 筆者らは含水アルコールによるリンスを特徴とするフラックス洗浄システム「マイクロクリーナー」で25 年の実績を重ねてきた。そこで培ったフラックス洗浄剤の設計技術と、多成分で非共沸系の液を組成を変えずに蒸留再生する技術を融合的に発展させ、洗浄剤『マイクロクリンECO-3002』(以下『ECO-3002』と表記)及び一液洗浄システム『マイクロクリーナーECO』を開発し、上市した。図3に『マイクロクリーナーECO』の模式図を示す。以下、『ECO-3002』及び『マイクロクリーナーECO』の特徴を説明する。化研テック(株)3図3 『マイクロクリーナーECO』システム模式図図2 はんだ粒子径の違い