ブックタイトル実装技術2月号2016年特別編集版

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概要

実装技術2月号2016年特別編集版

21JTAGテストによる基板検査の明るい未来検査技術在するため、テストカバレッジを最大限向上するためには、従来のテストとJTAGテストを結合させた検査が有効な手段となる(図2)。 JTAG Technologies社は、インサーキットテスト(ICT)やファンクションテスト(FCT)とJTAGテストを結合して、より高いテストカバレッジの検査工程を実現するために、フィクスチャ用のJTAGコントローラを発表した(図3)。 フィクスチャ用のキャリアボードとJTAGコントローラJT5705/FXTをフィクスチャに組み込むことにより、容易にJTAGテスト機能を付加することができる。また、JTAGテスト用ソフトウェア JTAG ProVisionは、ICTやFCT用のGUIにJTAGテストのアプリケーションを簡単に登録でき、ICTやFCTに加えてJTAGデバイス間の配線テスト、DDR3メモリのリード・ライトテスト、フラッシュメモリテストを1つの工程で実行することができる。JTAGテストの実行時間は、3秒前後と短時間であるため検査タクトに大きな影響を与えることなく、検査カバレッジを向上する有効なテスト手法となる。   アズビル太信(株)のJTAG活用事例 今回は、JTAGテストを導入されたアズビル太信(株)の活用事例を紹介したい(図4)。 アズビル太信(株)は、昭和49 年6月、(株)山武(現:アズビル(株))との合弁会社として創立され、コンピュータ周辺機器、産業用電子機器、住宅関連機器など広い分野にわたって生産活動を展開している(図5)。 電子機器の心臓部であるプリント基板のアセンブリは、お客様に満足していただける製品をタイムリーにお届けするため、徹底した合理化と信頼性を高めるため高速自動実装から完成まで一貫した生産体制を整えている。 エレクトロニクスの先端技術は、より小さく、より高性能へと多彩に変化しながら進化を遂げており、アズビル太信(株)は多様化するニーズに迅速かつ的確にお応えすべく品質第一、高機能製品開発、短納期を目標としている。「品質第一・安全・安心・お客さまを大切に」の考え方に徹し、製品の製造・販売からサービスに至るすべての活動にわたり、確実かつ迅速な品質保証ができる体制を確立されている。1. JTAGテストを導入するきっかけ BGA実装では、未検査領域拡大による市場への不具合流出が懸念されており、この解決が顧客満足の向上に繋がる。BGA部品の普及に伴い、多層基板の部品実装が多くなり、インサーキットテスタ(ICT)でのプロービング領域が必然的に減少していた。 その結果BGAデバイスの実装保証については、リフローの温度プロファイル管理に依存せざるを得ない状況が続いていた。この状況を打開しようと透過型X線検査装置を導入したが、ショートモードの不良検出には有効なものの、オープンモードの不良検出に関しては熟練した検査観察技術が必要であり、当社においては短時間で不具合個所を特定することが難しく、BGA実装の品質向上のためには更なる取り組みが必要となった(図6、図7)。アンドールシステムサポート(株) / アズビル太信(株)3図6 はんだショート不良は検出が容易にできる図4 アズビル太信(株)図5 アズビル太信(株)(長野県中野市)図7 はんだオープン不良は検出が難しい