ブックタイトル実装技術11月号2015年特別編集版

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概要

実装技術11月号2015年特別編集版

27水系洗浄剤によるメタルマスク洗浄合理化検討実装工程の効率化洗浄剤の場合、臭気が非常に少ないことも特徴であり、部外者が頻繁に見学に訪れるような場所であっても気にせず使用できることもメリットと考えられる。③ アルカリ水 コスト的には安く、かつ引火点がないため保管上の制約も受けない。ただし、強アルカリなので液の残渣が多く、洗浄後にすすぎをしなければ版に残存し、かつ装置にこびりついて頻繁なメンテナンスを必要とする。 またアタック性が強く、コーティングやアディティブのマスクには使用できず、コンビネーション部分の接着剤が剥がれやすいため、用途は限られる。 当社洗浄剤に切り替えた場合、洗浄剤のコストだけを考えると、必ずしも低減できるとは言いがたいが、残渣がマスクに残ることへの懸念や装置のメンテナンス工数、マスクの寿命といった隠れたコストを計算に入れた場合、中性水系の『Vigon SC200』は性能的に優位であり、十分にメリットがあるといえる。④ ゼストロン水系洗浄剤  『Vigon SC200』 ここまで他の洗浄液と比較して述べてきた特性をまとめる(表1)。? 洗浄性良好(図1)、ただし洗浄性はあくまでペーストとの相性であり、相性がよければIPAでも十分洗浄できることもあるため「他よりも良い」という表現はそぐわない。洗浄力を強化したい場合は『Vigon SC202』というアルカリ性の洗浄剤も提案できる。? コスト優位性洗浄剤は水にて25 %に希釈するため、単価はやや高めだがゼストロンジャパン(株)図1 開口部の洗浄状態比較表1 メタルマスク洗浄剤比較