ブックタイトル実装技術10月2015年特別編集版

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概要

実装技術10月2015年特別編集版

14電子部品 1  はじめに 一般社団法人電子情報技術産業協会 (JEITA)電子部品部会 技術・標準戦略委員会 部品技術ロードマップ専門委員会は2003 年以来、電子部品の現状や10 年後までの今後の動向、さらには将来への夢をまとめた?電子部品技術ロードマップ?を隔年発刊してきた。本年はその発行年にあたり、第7 巻目にあたる?2024 年までの電子部品技術ロードマップ?(A4 版 354 ページ)を本年2 月に発刊した(図1)。ここではその中からいくつかを抜粋し記述する。   全体構成 章立ては前版、前々版からの構成を踏襲し、市場関係を「注目するフィールド」として、①ヒューマンライフ、②モビリティ、③エネルギー、そして今回初めて取り上げた④スマートアグリの4項目を取り上げ、現状及び将来構想を執筆した。部品メーカーが将来構想を検討する意義は、電子部品の今後の技術動向を検討するうえで重要な情報となるためである。次に専業である電子部品技術動向は、①LCR部品、②EMC部品、③無線モジュール、④コネクタ、⑤入出力デバイス、⑥センサ・アクチュエータ、⑦電源、⑧電子部品材料の8項目について現状及び将来に関して執筆した。また、今後期待される市場として「トピックス」という形で、①医療・介護・ヘルスケア、②ロボティクスの2項目を取り上げ解説した(図2)。前々版から取り入れたコラムは「コーヒーブレイク」と銘打って15編のマメ知識を取り入れた。今回のテーマは「LEDのフィールドへの応用」と「生物に学ぶ」を取り上げ、関連する内容を記述した。 前版発行後、今回までに起きた大きな変化は5年後の2020 年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まったことである。電気・電子産業にとってこのイベントは大きく影響を及ぼすことは想像にかたくないが、本ロードマップでは10 年先までを見通して検討しているため、2020 年は通過点として取り上げている。   注目するフィールド1. ヒューマンライフ ヒューマンライフとして今回注目したのは、コミュニケーション、住宅設備機器、放送サービスの高度化、エンターテイ?2024年までの電子部品技術ロードマップ?概要コンサルタント JEITA客員 / 梶田 栄23図1 「2024年までの電子部品技術ロードマップ」表紙図2 注目するフィールドの概念