ブックタイトル実装技術3月号2014年特別編集版

ページ
23/30

このページは 実装技術3月号2014年特別編集版 の電子ブックに掲載されている23ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

実装技術3月号2014年特別編集版

35規模へと広がりつつある。そのため、従来の考え方の意識に基づく情報伝達だけでは問題となる。 必要なのは、お互いの考え方のベクトルを合わせることである。文化的背景の異なるもの同士が、その考え方を合わせてコミュニケーションすることである。日本では単一民族で、阿吽の呼吸の以心伝心で伝えることも可能かもしれない。しかし、異文化の国の海外とのコミュニケーションは大きく異なるので注意が必要である。 今や、語学力だけではなく、異文化を理解するとともに相手の立場も想定してのコミュニケーションが必要なのである。国際的に活躍する人材には、この異文化とのコミュニケーション力も求められるのはいうまでもない。 筆者はドイツに駐在していた時に、最大手の顧客がフランスとイタリアの合弁の半導体企業で、工場がモロッコにもあったため、一つの顧客を相手にするのにフランス人、イタリア人、モロッコ人と対話する必要があった。そして、さらに、顧客に電子材料を供給するのにシンガポール工場で製造した製品を扱っていたため、シンガポール人とのやり取りも必要であった。また、ドイツに駐在していたので、当然ながらドイツ人とも対話が必要であった。 つまり、一つの製品を扱うのに、日本人のみならずフランス人、イタリア人、モロッコ人、シンガポール人、ドイツ人の6カ国の文化の異なる人達とのコミュニケーションが必要であったのである。ドイツからこれらの人に理解していただき、対応していただかなければならない。異文化の狭間で苦労したのはいうまでもない。2. 情報伝達の基本 情報伝達のツールとしては、昔であれば、手紙、電話、ファックスなどが主体でなかったかと思う。それが今やIT機器を使用しての電子メールをベースにして、しかも分かりやすい文書を作成してパワーポイントなどを使いながら電話会議などで伝える、という時代へと進化してきた。 しかし、情報を伝えるのにあたっては、それを支えるものとしてメモ用紙やポストイットのような簡単なツールの存在も忘れてはならない。 さて、前述の経験を踏まえて、以下に、「伝える技法」について個条書き形式で紹介してみよう。1. ホウ・レン・ソウとは? ホウ・レン・ソウを簡単にまとめてみると表1 のようになる 3)。2. ホウ・レン・ソウ 7カ条とは? ホウ・レン・ソウには次のような7 ヵ条なるものがある。情報伝達技法の基本でもある。 ①伝えたい内容を明確にし、正しく伝える  伝達は早いほど、よい(電子メールなどを駆使する) ②簡潔に伝える  情報は的確に伝えないと内容が変わってしまう  ?Yes, No を明確に ③事実情報と意見・憶測情報を分ける  (事実ベースで話を進めるようにする) ④まずい、あるいは悪い情報こそ、早く伝える  ( 良い情報は後回しでよい) ⑤話すことは事前に整理し、質問されること前提に臨む ⑥内容が複数ある場合は優先順位をつける ⑦確実性を要することは忘れずに後で確認する表1 ホウ・レン・ソウの定義