ブックタイトル実装技術3月号2014年特別編集版

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概要

実装技術3月号2014年特別編集版

12電子機器の進展を支える配線板技術 1  はじめに 近年、日本製品の国際競争力が大きく低下しているが、その原因や対策についてさまざまな議論がある。 その中に、いままでの日本製品の問題は過剰品質とそれに伴うコスト高がある。競争力回復のためには過剰品質を見直し、適正品質にシフトしなければならない、という意見がよく聞かれる。 筆者はその傾向は認めるものの、過剰品質や適正品質という言葉の使い方には抵抗感をおぼえる。過剰品質を適正品質に戻すといえば品質を少し下げるイメージがあるが、そうなってはならない。過剰品質とされるのはユーザーニーズから方向のずれた品質のことである。また、適正品質にもっていくとは、品質のベクトルの向きをユーザーニーズの方向に合わせる、ユーザーニーズにマッチさせる、ということだと考える。電子回路の品質 ? 適正品質とは小林技術事務所 / 小林 正図1 市場品質・設計品質・製造品質