ブックタイトル実装技術11月号2013年特別編集版

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概要

実装技術11月号2013年特別編集版

44<参 考 資 料>1)青木正光,“ 実装技術初心者のための『パスポート』< PDICW の 活用事例>” エレクトロニクス実装技術 Vol.29 No.10 p38 ?p42(2013)2)プリント回路技術用語辞典集編集委員会編,“プリント回路技術  用語辞典” 日刊工業新聞社(1999)3)エレクトロニクス実装学会 電子回路部品実装技術委員会編, 実  装技術関連用語略語集(2000)4) http://www.anvsoft.jp/pdf-merger-free.html5)http://www.forest.impress.co.jp/library/software/easypdfdiet/が多いのではないかと思う。それもたいていは膨大になってしまっている。筆者は以上のような方法で、デジタル化を推進し、展示会などで入手した資料は、すべてデジタル化してHDD に保存している。そのため、各社の会社案内、新製品などを、年度別に、瞬時に取り出せるようになった。 また、保有書籍についても順次、デジタル化を推進しており、2010 年3 月から『自炊』をはじめて以来、すでにスキャンした冊数は1,810 冊、ページ数は30 万ページ、スキャン重量は570kg、スキャン長さは16m、スキャンした書籍の定価の合計は257 万円分となっている。 これだけの書籍をデジタル化して処分することができ、かつ、これらのデータにアクセスができるようにしたことで、パーソナルデータベースとして十分に活用できるものが構築できた。ちなみに、カタログ、書類、書籍を含めるとファイル数は10 万を超え、254GB の容量となっている。これをノートPC で持ち運びができ、好きな時に検索して活用することができるのである。 デジタル化の最大のメリットは ①書籍の収納スペースが不要となる ②透明テキスト化をすれば検索が可能となる ③持ち運びが容易となる ④クラウドに保存すれば、インターネットに接続できる  環境であればどこからでもアクセスができて閲覧が可  能となる ⑤書籍や書類の劣化を最小限に抑えられる ⑥一括管理により、同類の検索結果内容の確認ができる ⑦デジタル情報として保存してあるので必要部分をコピー  して他の文書(Word、Excel、PowerPointなど)に貼  り込め、多目的に利用ができるなどではないかと思う。デジタル化は、かつては大変な手間のかかる作業であったが、両面を連続高速読み込みができる家庭用ドキュメントスキャナの登場によって手軽にできるようになった。この手法を使わない手はない。 PC の登場の前は、日本では、日本語ワープロの普及によって、年賀状の作成のみならず文書作成に大きな革新をもたらしたといえよう。それに匹敵するのが、家庭用スキャナによる文書のデジタル化ではないかと思う。皆様もぜひデジタル化を推進して、そのよさを実感していただければと思う。データをデジタル化した後で特に注意をしないといけないのは、保存したデータを消滅しないように細心を払うことである。万が一のことを想定して、データのバックアップは定期的に実施するのはいうまでもない。 以上、『整理技法』について4回にわたって解説した。いかに整理するか、というポイントをご紹介したので参考にしていただければ幸いである。 次回からは『情報伝達技法』や『電子メール活用技法』などについて解説する予定である。