ブックタイトル実装技術7月号2013年特別編集版

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概要

実装技術7月号2013年特別編集版

32 フラックス効果が持続している条件下では、コンベア速度を遅くして供給熱量を多くすると、はんだの流動性がよくなり、フィレットが薄くなったりホールの充填不良をおこしやすい(図1)。1.はんだ槽の温度 はんだ槽の温度を上げると、ランド剥離をおこす基板がある。また、はんだの温度でフラックスの劣化が促進されるので、フラックスから見た場合、はんだ槽の温度は低くあるべきである。特に多層基板やベタ基板においては大きな熱量を必要とするので、コンベア速度を遅くして、必要な熱量は時間と基板搬送角度(接触面積)で確保する。 図2では、ランド剥離をおこしていない。(株)ハイロックス製のマイクロスコープのロータリレンズで観察すると、ランド円周にあるフラックス残渣部のハレーションが一周するのが観察できる。ランド剥離があればハレーションは剥離部分で途切れる。 ランド剥離の観察は難しいが、レンズの角度を変え、かつ回転させることで比較的簡単に行うことができる。 なお同図では、スル?ホール上がり不足、ホール上からフラックスを塗布した後、フラックスが劣化しないよう、はんだ槽温度を下げ、コンベア速度を遅くして不足する熱量を確保すると同時に、はんだがホール上まで上がる時間を確保することでホール上がりを改善している(図3)。図1実装技術アドバイザー / 河合 一男フローにおけるスルーホール上がりの改善手順 その②供給熱量が同じ場合、フラックス量が多い刷毛塗りの方がフラックス効果が持続し、はんだの流動性(ぬれ性)が良くなる。フラックス効果ではんだの流動性が良いために、余分なはんだがはんだ槽に落下し、フィレットが薄くなっているつのスプレーフラクサによる塗布コンベア速度速いコンベア速度が少し遅いコンベア速度遅く熱供給量が多い刷毛塗りによる塗布