実装技術5月号2013年特別編集版

実装技術5月号2013年特別編集版 page 15/38

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25IPA/アルコールの代替品として理想的な対環境性能、費用対効果を実現するプリント基板フラックス洗浄剤環境対応の諸動向り、洗浄性能に制限があることが実証されてきた。特に、プリント基板がIPA/アルコールで洗....

25IPA/アルコールの代替品として理想的な対環境性能、費用対効果を実現するプリント基板フラックス洗浄剤環境対応の諸動向り、洗浄性能に制限があることが実証されてきた。特に、プリント基板がIPA/アルコールで洗浄されている場合、フラックス残渣はしばしば完全に除去されず、その結果が白色残渣(図2)として形成される。 この白色残渣は、部分的にIPA /アルコールによって分解または溶解したフラックス残渣である。それらは主に2つのフラックス成分で、樹脂及び活性剤で構成されている。樹脂残渣は、RFデバイス上での信号の歪み、ワイヤボンディングやコンフォーマルコーティング(図3)などの後続の製造プロセスに悪影響を及ぼすことがあり、残りの活性剤は、さらに確実に除去されなければならない。 フラックス活性剤は、吸湿性の酸をベースとしており、108Ωの許容限度(図4)以下に表面絶縁抵抗(SIR)の値を減少させ、電気化学的マイグレーションや腐食などの長期信頼性の問題を引き起こす可能性がある。 鉛フリーはんだ付けプロセスの導入により、鉛フリーはんだペーストは活性剤及び樹脂の多量を含んでいるため、それら残渣の潜在的危険性はさらに増加している。3.高い処理コストにつながる大量消費 洗浄剤の消費量は、主に次の要素によって決まる。 ●揮発 ●寿命/取り込み容量 ●処理/使用 IPA /アルコールの高い揮発性は、現代的な洗浄剤と比べて取り扱い時や使用中にはるかに高い揮発損失が発生する。もちろんIPAはフラックス除去専用として設計されているわけではなく、非常に単純な溶剤であるため、フラックス溶解度も非常に限りがある。そしてこの弱い取り込み容量のため、非常に限られた液寿命、頻繁な液交換、ひいては全体の高プロセスコストにつながる結果となる。当社が行った実験結果では、水系あるいは最新の溶剤系洗浄剤を使用することによって、消費量が1/4~1/6(用途により異なる)に低減できることが示された。 また、IPAを使用した場合の全体プロセスコストは、可燃性液体の輸送や貯蔵に関わる特別価格の予防対策、そしてIPA 使用に要求される高価な防爆装置の投資によってさらに増加することになる。ZESTRON ヨーロッパ図4 IPAとフラックス洗浄専用剤を用いて行った洗浄後のSIR 比較図3 フラックス残渣によるコンフォーマルコーティングでの『空洞』図2 部分的に除去されたフラックス残渣(白色残渣)① cleaned with special defluxing agent  ② cleaned with IPA  ③ IPC limit①③②