実装技術7月号2012年特別編集版

実装技術7月号2012年特別編集版 page 25/38

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33タ収録と制御の検証が可能、という特徴がある。 ポリテックジャパンでは、自動車/エコカーの開発に役立つ非接触振動/表面形状測定システムを展示。ブースでは、エンジンカットモデルをターゲットとして、高感度....

33タ収録と制御の検証が可能、という特徴がある。 ポリテックジャパンでは、自動車/エコカーの開発に役立つ非接触振動/表面形状測定システムを展示。ブースでは、エンジンカットモデルをターゲットとして、高感度なレーザドップラ振動計『OFV-5000』、汎用性の高いコンパクトレーザドップラ振動計『NLV-2500』、回転振動を計測できる回転振動計『RLV-5500』の3 種類を、デモを交えて紹介していた。 レーザドップラ振動計は、①センサ質量負荷がなく、測定物本来の減衰や剛性に基づく振動測定が可能、②わずらわしいケーブル配線がない、③高い空間分解能、④測定周波数は最大で24MHz、⑤エンジンなどの高温ターゲットや、タイヤなどの柔らかい素材、MEMSなどの微小なデバイス、傷を付けられない微細な表面、ピックを貼り付けできない複雑な形状などを実稼動状態で測定できるなど、多様な環境と測定物に適応する。 (株)ゼットエムピーでは、クラウド・ロボカー『connected』RoboCar HVを展示していた。 RoboCar HVは、車載ネットワークCAN(Control Area Network)を介して、ベース車両に搭載されているセンサ情報を取得でき、かつ同社独自のコントローラによって制御可能な、研究開発向けの実験車両。特徴としては、①CAN 情報の取得が可能(速度、エンジン回転数、四輪速度、ハンドル回転量、バッテリ情報(SOC、温度)、シフトポジション、加速度、角速度、方位など)、②ステアリング、アクセル、ブレーキを制御可能、③ ZMP 制御BOXでユーザプログラムを実行可能、④ユーザーが開発したシステム、ソフトウェアを追加可能、⑤自動制御モードとマニュアルモードの切り替え可能、⑥安全装置搭載、⑦オプションでステレオカメラやレーザレンジセンサなどの外界センサを搭載可能、などがある。また、この発売に伴い、マイクロソフトのクラウドサービスであるWindows Azure Platformと連携させた開発環境が提供されるとして、来場者の注目を集めていた。 インテグラル・テクノロジー(株)では、メッシュ自動作成ツール『FORTUNA』を紹介していた。 同ツールはいつでも同じ基準のメッシュを、熟練オペレータと同等に自動生成するもので、衝突解析、振動解析などに適する高品質なメッシュ作成の自動化が簡単にできる。形状認識、メッシュフロー制御、メッシュ自動生成、メッシュ品質向上の4 機能を使用しており、コア技術の形状認識によって様々な部位特性を把握して、各部位に適した処理を行うので全体的に良い結果が得られるという。 イータス(株)では、バッテリスタックシミュレータを、デモを交えて展示していた。 安全性、効率性の確保という観点から欠かすことのできないバッテリ状態の理想的な監視を実現する装置で、個々のセルだけでなくバッテリスタック全体も高精度で模擬することが可能。また、同社のHIL(Hardware inthe Loop)システムであるLABCARとの組み合わせで、個々のセル電圧を高精度かつリアルタイムに制御できる。主な特徴は、①最大120セル(DC600[V])までのバッテリスタックのシミュレーション、②リチウムイオン電池及びニッケル水素電池などの各種二次電池のシミュレーションに対応、③過充放電状態の再現など、実際のバッテリでは危険を伴う作業を安全に検証、など。 同展示会の次回開催は、2013 年5月22日(水)~5月24日(金)、パシフィコ横浜において予定されている。レーザドップラ振動計インテグラル・テクノロジー(株)のブースバッテリスタックシミュレータに関する展示クラウド・ロボカー『connected』RoboCar HV