TIS、BizteXとAI OCR「SmartRead」の自動実行を可能にする「BizteX Connect」のSmartRead連携モジュールを共同開発
～「SmartRead」への帳票のイメージファイルのアップロード/ダウンロードおよびOCR実行の自動化が可能に～

2023年3月24日

TISインテックグループのTIS株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：岡本　安史、以下：TIS）と、BizteX株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役 Founder/CEO：嶋田　光敏、以下：BizteX）は株式会社 Cogent Labs（以下：コージェントラボ）の次世代AI OCR「SmartRead」を可能な限り自動実行して効率化するため、「BizteX Connect」にSmartRead連携モジュールを共同で開発したことを発表します。

本モジュールは、API接続によりシステム連携・制御するiPaaS（Integration Platform as a Service）である「BizteX Connect」のアプリケーションの一つです。「SmartRead」とAPIを介してシステム間連携を行い、帳票のイメージファイルのアップロード、OCR実行、OCR結果ファイルのダウンロードまでを追加開発なしで自動化し、その後はお客様の業務に応じて、RPAでシステムへデータを投入することができます。本モジュールを使うことでこれまで手動で行っていた作業の自動化や、バッチプログラムの作成が不要になり、開発工数や費用の削減が可能となります。また、本モジュールはAPIがある他のクラウドサービスとの連携を可能にするため、SmartReadへの帳票データの取得先を複数選ぶことができます。

連携イメージ

TISはこれまで、AI OCR導入に向けたコンサルティングから導入までのシステム開発を行ってきました。その中でお客様の業務要件に沿った開発をしてきた経験を活かし、「BizteX Connect」と「SmartRead」との連携方法を定義し、今回のモジュール開発の監修をしました。そして、「BizteX Connect」の販売と導入時の初期設定支援を行うとともに、他システム連携のための新たなモジュールの共同開発も行っています。

BizteXは、「BizteX Connect」に「SmartRead」と連携するモジュールをTISと共同開発しました。このモジュールにより、「SmartRead」への単純なアップロードやダウンロード機能だけでなく、SmartReadが持つ帳票の仕分けやOCR実行、処理ステータスをトリガーに自動でOCR結果をダウンロードするなどAI OCRをより自動化することが可能となります。

開発の背景

昨今、クラウドサービスとしてさまざまなサービスが展開され、AI OCRの導入も同様に進んでいますが、AI OCR実行のための帳票アップロード作業が手動であったり、自動化するには追加開発が発生するなど開発コストがかかるといった課題があります。
そこでTISとBizteXは、「BizteX Connect」のサービスに「SmartRead」を連携し、前後作業の追加開発を不要にする新たなモジュールを共同で開発しました。

BizteX ConnectとSmartRead連携モジュールについて

「BizteX Connect」は、iPaaSと言われる連携先にAPIがあるシステムに対して実行リクエストを行うことでプログラミングせずにシステム連携・実行ができるクラウドサービスです。
今までさまざまなシステム連携モジュールの提供を行っていましたが、今回のモジュールにより次世代AI OCR「SmartRead」との連携も可能となり、ノーコーディングで実行フローを選択・設定するだけで手動で行っていた帳票データのアップロードやSmartReadの帳票仕分け、OCR実行・結果ファイルのダウンロードまで自動で実行することができるようになりました。
最新情報はこちら https://service.biztex.co.jp/connect/app/ をご確認ください。

本モジュールを活用したOCR実行の一例：BizteX Connectのシナリオ設定画面

Gmailに添付ファイルのメールを受信することをトリガーにSmartReadへOCR実行

詳細は、以下URLをご参照ください。

• iPaaS「BizteX Connect」
  https://www.tis.jp/service_solution/biztex_connect/
• AI OCRエンジン：SmartRead
  https://www.tis.jp/service_solution/paperoid/SmartRead/

今後について

今後は、電子帳簿保存法におけるスキャナー保存や電子取引に対してシステム連携や帳票画像データの保存、法要件項目の自動登録、クラウドFAXなどで取得する受発注帳票データの自動取得なども視野に入れモジュールの追加を進めます。また、帳票の処理作業のみならず「BizteX Connect」はiPaaSとしてのサービス展開を行っているため、その利点を活かしさまざまなシステムとの連携や処理実行を視野に入れ、更なる業務自動化範囲の拡大を目指します。

今回のTISとBizteXの連携についてコージェントラボの常務執行役員、大塚 登喜男様は次のように述べております。
「コージェントラボはTIS様とBizteX様によりこの連携を実現できたことを大変喜ばしく思います。BizteX Connectは1,000社以上のお客様にRPAを提供してきたBizteX様のノウハウがつまったノーコードでSaaS連携を実現するiPaaSであり、多くのお客様のDX推進を後押ししています。業務自動化のニーズが高い中、当社のSmartReadとBizteX Connectの連携、そしてTIS様の業務コンサルティングサービスによりお客様のドキュメント処理の自動化、デジタルトランスフォーメーションの推進に寄与していきます。」

TIS株式会社について（https://www.tis.co.jp/）

TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

BizteX株式会社について（https://www.biztex.co.jp/）

BizteX株式会社は、「オートメーションテクノロジーで新しいワークスタイルを実現する」をミッションに掲げ、業務自動化ソリューションを提供し、様々なメディアでも取り上げられている国内有数のスタートアップ企業です。事業内容はオートメーションテクノロジーである「BizteX cobit」「BizteX Connect」「デスクトップRPAオプションrobop」など業務自動化ソリューションの企画・開発・販売を行っています。

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