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ハードウェア"指紋"認証の新方式を開発 ー世界最高効率を達成、より多様な情報通信機器への搭載が可能にー

【発表のポイント】

  • ハードウェアの"指紋"(固有の乱数値を出力する機能)を用いてハードウェアの正当性を認証する新方式を開発。
  • ハードウェア認証技術は、ハードウェアの流用や偽造、不正な改ざんを防ぐ技術として、近年重要性が高まっている。
  • 開発した新方式では、質の悪い(安全性の低い)"指紋"であっても質の良い(安全性の高い)"指紋"に効率的に変換して認証する。これにより、多様な"指紋"への適用が可能となり、長期間の運用にも耐える認証を実現する。
  • その上、世界最高の変換・認証効率により、従来比で半分以下のコストで実現できる。
  • 上記特長から今後様々な情報通信機器の認証技術として広く利用が期待される。

【概要】

近年注目を集める「モノのインターネット(IoT)」など次世代のネットワーク・サービスでは、ハードウェアの不正な流用、偽造、改ざんによる脅威が危惧されている。東北大学電気通信研究所の本間尚文教授、上野嶺助教の研究グループは、こうした脅威に対抗するハードウェア認証技術として、ハードウェアの"指紋"(固有の乱数値を出力する機能)を利用した認証の新方式を開発した。

本技術により、多様な"指紋"の認証が可能となり、実現コストの大幅な削減(従来比半分以下)が達成されることから、これまで搭載が困難であった情報通信機器への利用拡大が期待される。

図1:開発した新方式の概要(効率的にハードウェア指紋の生成が可能に)

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学電気通信研究所
担当:助教 上野嶺、教授 本間尚文
電話:022-217-5506
Eメール:ecsis-lab*riec.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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