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信越化学、マイクロLEDディスプレイ製造用材料を上市


2020.02.04

 信越化学工業株式会社(本社:東京、社長:斉藤恭彦、以下信越化学)は、マイクロLEDを用いたディスプレイの製造工程で使われる材料を新たに開発し、上市しました。マイクロLEDディスプレイメーカーの生産性と競争力の向上に資する材料で、引き続き顧客の要望に応えるべく、製品展開を行ってまいります。

 マイクロLEDディスプレイは、微小なLED素子を各画素に配置した自発光ディスプレイで、その高いコントラストと明るさ、信頼性に加えて省エネルギーも期待されることから「究極のディスプレイ」と呼ばれています。一方、その製造において、テレビやスマートフォンなどのディスプレイへの適用を実現するためには、工程の効率化、プロセス時間の短縮や歩留りの向上などが課題とされています。

 信越化学が新たに開発し上市した材料は以下の通り。
1)超平坦な基板上に、粘着剤フリーでドライな接着層を形成したマイクロLED移送用スタンプ
2)基板を保持したまま洗浄工程や移送など種々プロセスを可能にする、仮支持基板

 これらの製品は、既述の課題を解決できる材料として、良好な評価を得ています。

 加えて、信越化学では、上記製品の他に、封止材やアンダーフィルなどマイクロLEDディスプレイの製造工程に不可欠な材料の開発も行っています。

 信越化学は、マイクロLEDディスプレイを製造するために求められるさまざまな材料を提供できる「One-stop Solution Provider」たるべく取り組み、「究極のディスプレイ」の実現と普及に顧客とともに貢献してまいります。

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