ブックタイトルメカトロニクス5月号2019年

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概要

メカトロニクス5月号2019年

MECHATRONICS 2019.5 91台で大電流30Aから微小電流までワイドに波形観測できる主要8社のモータメーカーに対応した高剛性/高精度/コンパクトな電流プローブ2機種を発売モータレス単軸アクチュエータを発表 日置電機(株)は、30A、5A、0.5Aの3レンジを搭載し、1台で30Aの大電流から数百μAの微小電流までワイドに波形観測を行う電流プローブ『CT6710』、『CT6711』の2 機種を発売した。 両製品は、3レンジ仕様により、広い測定範囲で電流波形の観測が可能で、0.5Aレンジで微小電流の観測や30Aレンジで突入電流の観測など、1 台で多様な動作状態の電流波形を観測できる。レンジの切り替えは、中継ボックスのレンジキーを押すだけで簡単に行える。また、DC(直流)からMHz帯までの広い周波数帯域で電流波形の観測が可能で、『CT6710』はDC~50MHz、『CT6711』はDC~120MHz の帯域をもつため、あらゆる現場で活躍できる。さらに、同社従来製品(CT6700 / 6701)に比べ、感度10 倍、数百μA の微小電流を鮮明に観測するこ ヤマハ発動機(株)は、自動車部品、電機/電子、医療、食品、化粧品などの様々な生産工程(組み立て/搬送/塗布/検査など)に用いるスライダタイプのモータレス単軸アクチュエータ『Robonity series(ロボニティシリーズ)』を発表した。 同製品は、高剛性/コンパクト/ローコストが特徴の『Basicモデル(LBAS)』と、高精度/高耐久性が特徴の『Advancedモデル(LGXS)』をラインアップしている。主要8社(Advancedモデルは3社)のモータメーカーに対応し、使い慣れたモータやドライバを搭載することが可能。『Basicモデル』は、ガイドレールとフレームを一体化した新設計構造により、コンパクトでありながら高いモーメント剛性を備えている。対応モータメーカーは、(株)安川電機、三菱電機(株)、(株)キーエンス、オムロン(株)、山洋とが可能。オシロスコープやメモリハイコーダへ取り付ける際は、BNCコネクタを回転させる必要がなく、押し込むだけで接続でき、接続すると自動的にロックされるためセンサが外れる心配がない。また、取り外すときもワンタッチでロックを解除できる。 電流プローブは、電流が流れている電線に取り付け(クランプし)、電圧に変換する測定装置である。オシロスコープやメモリハイコーダといった波形観測装置に接続して電流波形を表示させ、主に電気/電子機器、産業機器、電子部品などの開発/設計現場で使用される。近年は、あらゆる産業分野において、エネルギー使用効率の向上や消費電力の低減など省電力化が一層進んでいる。こうした背景のもと、機器や部品の研究開発では、急激な電流変化、動作電流の速い変化、微小電流の観測などが必要なため、測定電電気(株)、多摩川精機(株)、デルタ電子(株)、パナソニック(株)。『Advancedモデル』は、高効率で高精度な研削ボールねじを標準採用し、高い信頼性と耐久性を誇るハイプレシジョンモデル。本体上面に防塵ステンレスシートを採用しクリーン仕様に標準対応している。対応モータメーカーは、(株)安川電機、三菱電機(株)、(株)キーエンス。 同社は、自動化生産ラインに必要な様々な産業用ロボットを開発製造しており、単軸ロボット、スカラロボット、垂直多関節ロボット、リニアコンベアなど幅広い製品展開が特徴。今回、これらの製品群にモータレス単軸アクチュエータを加えることで、より多様な自動化のベストソリューションを提供していき、今後もタイプやサイズなどのバリエーションの拡充を図る予定。 同社では、2019 年5 月7日より発売し、1 年で6,000台の販売を計画している。2019.5流範囲および測定周波数範囲の拡大が望まれていた。 同社では、2 機種合計で年間170 台(国内外)の販売を目標にしている。請求番号E5004請求番号E5003請求番号E0005