ブックタイトルメカトロニクス2月号2019年

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概要

メカトロニクス2月号2019年

48 MECHATRONICS 2019.2 サービスロボットやロボット関連技術の専門展『JapanRobot Week 2018』が、10月17日(水)~19日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。同展示会は、『国際ロボット展』の翌年に開催され、今回で4回目を迎える。 今開催は、『World Robot Summit 2018』、『モノづくりマッチングJapan 2018』、『2018洗浄総合展』、『SAMPE JAPAN 先端材料技術展2018』との同時開催で行われ、3日間の来場者は32,681名を集めた。■3次元でワイドな計測 北陽電機(株)は、3次元でワイドな計測が可能な3D測域センサ『YVT-35LX』の展示を行っていた。 同製品は、長距離測定が可能で、耐環境性に優れている。インタレースモードにより、解像度点数をアップできる。IMUセンサ機能搭載で、IMUからの姿勢データにより3D測定データを補正でき、内蔵IMUなので時間補正が必要ない。スキャナ同期出力機能により、センサ内部の光学スキャナ方位を示すタイミング信号を出力し、外部機器の同期に利用できる。使用例としては、AGVへの搭載による工場内マッピング、自律ロボットの周囲認識、建機による土/土砂の形状認識、インタラクティブコンテンツなどが挙げられる。 包装に関する最新情報が一堂に集まる国内最大級の国際総合包装展『TOKYO PACK 2018(2018 東京国際包装展)』が、10月2日~5日の4日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。 同展示会は、様々な業界で活躍している包装資材/容器、包装機械を中心に、調達から生産、物流、流通、販売、消費、廃棄/リサイクルに至るまでのあらゆる分野を網羅した専門展示会で、4日間の来場登録者数は62,488名を集めた。■ラベルにまつわるトラブルを解決 (株)寺岡精工は、「見すごし」や「思い込み」といったヒューマンエラーなど、ラベルにまつわるトラブルを解決する卓上型画像ラベル検査機『LIS-S800』の展示を行っていた。 同製品は、1つの商品にサーマルラベルやPOPラベルなど複数のラベルが添付される場合、シナリオ化された検査手順によりすべてのラベルが検査可能で、検査漏れを防止する。高解像度カラーカメラ搭載により、これまで対応できなかった同型の色違いラベルの識別が可能。また、OCR(光学文字認識)機能を新規に搭載している。■人と同じ数の19関節 日本バイナリー(株)は、人と同じ数の19関節で5本指の擬人化ロボットハンド『qb SoftHand』の展示を行っていた。 同製品は、適応性が高く、制御を変えることなく様々な物体を掴むことができ、シンプルさと柔軟性を合わせもっている。安心して人との共同作業が行えるため、オペレータにけがを負わせたり、製品を破損させることやロボット本体を破損するリスクを最小限に抑えられる。脱臼可能な自動修復指関節。USB/RS485 接続で、重量は500g。■パワフルで頑丈 近藤科学(株)は、パワフルで頑丈なサーボモータ『KRSシリーズ』の展示を行っていた。 同製品は、コンパクトなケースに高出力なトルクを実現し、バランスの良いスペックが高く評価されている。コマンドで角度を指定するだけで簡単に制御でき、角度情報のほかに温度や電流値を取得することも可能で、マルチドロップ接続により複数台をつなげて通信することもできる。Arduinoで制御するための変換ボードとライ■新しいタイプの紙製結束テープ (株)小林は、新しいタイプの紙製結束テープ『自着テープ』の展示を行っていた。 同製品は、指で押さえるだけの簡単接着で、接着面同士を重ねて加圧した部分のみが接着する。テープ同士以外は接着しないため、結束した“もの”とテープはくっ付かず、接着剤も残らない。環境にも配慮した紙製のテープ。■袋物から飲料用ペットボトル、 缶の残存酸素を簡単にチェック 飯島電子工業(株)は、袋物から飲料用ペットボトル、缶の残存酸素を簡単にチェックする残存酸素計『パックマスター』の展示を行っていた。 同製品は、吸引ポンプ内蔵のため、測定ボタンを押すだけのワンタッチ測定を実現。残存酸素だけでなく、飲料の溶存酸素も測定でき、万が一液体を吸ってしまっても壊れることなく、簡単な部品交換やメンテナンスで対応可能。暖機運転が不要なのですぐに測定でき、使用ブラリを用意し、関数を呼び出して角度とサーボモータIDを書き込むだけで制御が可能。プログラミング言語を使わなくても専用のモーション作成ソフトウエア『HeartToHeart4』を使用すればサーボモータを制御することができる。■様々な台車につないで作業に利用 西部電機(株)は、平台車、カゴ台車、ドーリー台車などアタッチメントにつないで、様々な作業に利用できる電動アシスト台車の展示を行っていた。 同製品は、電動台車と異なり、オペレータの押す力に反応してアシスト力を発揮。発進/停止回数の多いピッキングや仕分け作業、長距離の横持ち搬送時の作業負担などを低減。表示端末やガイダンスシステムのオプションを搭載できる。するボタンは5つと分かりやすい操作になっている。乾電池でも使用できるため、電源がとれない場所でも使用できる。■容器に直接取り付けて使用実態を把握 (株)プラグは、容器に直接取り付けて使用実態を把握する計測センサ『パッケージトラッカー』の紹介を行っていた。 同製品は、使った量を知る重量センサ、使用時の角度を知るジャイロセンサ、保存の温度湿度を知る温湿度センサを搭載しており、最大1ヵ月間の商品使用データを蓄積可能。使用実態を把握することにより、様々な製品開発やプロモーションに活用できる。 同展示会の次回開催は、2021 年2 月24日(水)~26日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催される予定。2018年10 月17 日(水)~19日(金)東京ビッグサイト(一社)日本ロボット工業会/日刊工業新聞社2018年10 月2日(火)~5日(金)東京ビッグサイト(公社)日本包装技術協会■ 会 期■ 会 場■ 主 催■ 会 期■ 会 場■ 主 催Japan Robot Week 2018TOKYO PACK 2018(2018東京国際包装展)卓上型画像ラベル検査機『LIS-S800』3D 測域センサ『YVT-35LX』計測センサ『パッケージトラッカー』残存酸素計『パックマスター』擬人化ロボットハンド『qb SoftHand』サーボモータ『KRSシリーズ』電動アシスト台車紙製結束テープ『自着テープ』