ブックタイトルメカトロニクス2月号2019年

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概要

メカトロニクス2月号2019年

MECHATRONICS 2019.2 45区分名称話題商品中国の三種の神器1970 年前半の第1 期自転車ミシン腕時計1980 年前半の第2 期自転車ミシン腕時計ラジオ扇風機1980 年後半の第3 期カラーテレビ冷蔵庫洗濯機1990 年前半の第4 期エアコンVTR電子レンジバイク表4 中国の三種の神器区分名称話題商品日本の三種の神器2000 年代の新三種の神器(デジタルの新三種の神器)薄型テレビDVDレコーダーデジタルスチルカメラ新・御三家(キッチン新・三種の神器)食器洗い乾燥機IH調理器生ゴミ処理機白モノ新・三種の神器食器洗い乾燥機IH調理器洗濯乾燥機新三種の神器の次は新3CContents(コンテンツ)Communication(通信)Convergence(融合)現代版「3 種の神器」パソコンデジタルカメラ携帯電話2010 年の三種の神器デジタルホームIT自動車民生ロボット新三種の神器太陽光発電パネル蓄電池HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)カシオの「三種の神器」デジタルカメラ電波時計電子辞書表3 色んな三種の神器の登場表2 話題商品の登場と出来事年度電子機器の誕生と出来事高度成長期前1950 年日本初のテープ式磁気録音機 G 型発売(東京通信工業)、電気トースター発売、回転式洗濯機発売(日本電装)、ポータブルラジオ発売(日本小型無線研究所) ※家庭用電気冷蔵庫生産再開1951 年ポータブルテープレコーダ発売(東京通信工業)1952 年80,000 円前後の家庭用小型電気冷蔵庫(90L)を発売、業界初のプラスチック・ラジオSS-52発売(三洋電機)、ウィンドウ型ルームエアコン EW-50 発売(日立)1953年民法テレビ放送開始国産第1 号白黒テレビ TV3-14T 発売(早川電機工業)、窓掛型ルームクーラー発売(東京芝浦電気/三菱電機)、噴流式洗濯機 SW53 発売(三洋電機) ※家電元年と称される高度成長期1954年国産白黒テレビ発売(松下電器)「掃除機」、「洗濯機」、「冷蔵庫」が“ 三種の神器”と呼ばれるようになる1955 年電気??(東京芝浦電気)、トランジスターラジオ TR-55(東京通信工業)、電気毛布、ジュ ーサなどを発売(電気洗濯機ブームとなる)1957年電気やぐらこたつ(東京芝浦電気)、三洋冷蔵庫第一号機 SR-350(三洋電機)、電気大工道具などを発売1958 年国産初の電子オルガン EO-4420 発売(日本ビクター)1960年前後「白黒テレビ」、「洗濯機」、「冷蔵庫」が“ 三種の神器”と呼ばれるようになる1961 年国産第1 号のスプリット型ルームエアコン CLU-7I・CLU-7H 発売(東京芝浦電気)1963年世界初の電気蚊取り器『ベープ』発売(フマキラ)1966 年国産初のターンテーブル採用の家庭用電子レンジ R-600 発売(シャープ)、1ドア2温度式冷蔵庫 GR-120SY 発売(東芝)1967 年トリニトロンカラーテレビ KV-1310 発売(ソニー)1969 年冷蔵庫と冷凍庫が分離した2 ドアタイプの冷蔵庫発売1970 年電子ジャーRH 型発売(象印マホービン)1972年世界初のパーソナル電卓カシオミニ発売(カシオ計算機)1973年携帯型ステレオテープレコーダ カセットデンスケ TC-2850SD 発売(ソニー)野菜の保存室が独立した3ドアタイプの冷蔵庫発売備考 企業名は当時の名前を掲載表1 日本の高度成長期頃に登場した家電製品年度話題商品の登場と出来事1958 年名称を「ルームクーラー」に統一「ナショナルクーラー」の1号機のウインドウ型の「W-31」発売(松下電器)( 写真3)1959 年室外機と室内機が別々になった「セパレート型クーラー」を発売1960 年カラーテレビの本放送開始日本初のカラーテレビ受像機21 型 D-21WE発売(東京芝浦電気)(写真3)ヒートポンプ式エアコン発売1961 年日産が乗用車「セドリック」を発売1964 年東海道新幹線開通、東京オリンピック開催世界初のオールトランジスタ・ダイオードによる電子式卓上計算機 CS-10A発売(早川電機工業)1965 年オールトランジスタ式家庭用ビデオ「ビデオコーダー」1 号機 CV-2000 発売(ソニー)「ルームクーラー」から「ルームエアコン」に名称統一し、新たにJIS 規格を制定1966 年乗用車「カローラ」発売(トヨタ)(写真3)(2011 年に世界一生産された自動車としてギネス記録に認定される)1967 年壁掛セパレート型エアコン「霧ヶ峰」発売(三菱電機)1968 年NHK がカラーテレビ契約を創設1968 年~1970 年「ユニカラー」(東京芝浦電気(現・東芝))、「トリニトロンカラー」(ソニー)、「パナカラー」(松下電器産業(現・パナソニック))、「キドカラー」(日立製作所)、「サンカラー」(三洋電機)、「純白カラー」(日本ビクター(現・JVCケンウッド))、「ダイヤトロン」(三菱電機)、「ロングランカラー」(シャープ)など各社から高性能カラーテレビが発売される1969 年室内機と室外機に分かれた「セパレートタイプ」の「CS-82SK」を発売(松下電器産業)乗用車「スカイライン」発売(日産)日本の産業構造の変化にともなう電子機器分野の話題商品を追う第8回 <必需品となった家電製品>品」と位置付けされる電気製品が登場し、電気製品の幅が拡がっていった。 日本で様々な家電製品が登場したが、他の国、例えば中国に目を向けてみると日本と同様に三種の神器に似たものがあり、表4に示すように「三大件」と呼ばれており、参考に掲載する。 以上、必需品となった家電製品について紹介した。<参考資料>1) 井喜久雄、益本仁雄、“ 家電製品の歴史(その2)”  繊消誌 Vol.37 No.7 pp324~329(1996)2) 東芝、パナソニック、トヨタ自動車のホームページ