ブックタイトルメカトロニクス12月号2018年

ページ
48/52

このページは メカトロニクス12月号2018年 の電子ブックに掲載されている48ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

メカトロニクス12月号2018年

48 MECHATRONICS 2018.12 今年も、「未来発見。」(Discover the Future)をキャッチフレーズに、アジア最大規模となる分析/科学機器の総合展示会『JASIS 2018』が、9月5日(水)~7日(金)の3日間、幕張メッセ国際展示場において開催された。 今回も、オープンソリューションフォーラム/ライフサイエンスイノベーションゾーンなどの特別企画が行われ、総出展社数 : 494社、総出展小間数 : 1,462小間の規模で、3日間の総来場者数は23,697名を集めた。■不透明/粗面/変形しやすいサンプル も非接触で測定 大塚電子(株)は、独自の光学方式により、不透明/粗面/変形しやすいサンプルでも非接触で高精度に測れる非接触光学厚み計の展示を行っていた。 同製品は、検量線なしで手軽に絶対厚みの値がすぐに数字でわかる。光の距離を測るため、結果の数値にばらつきがなく、高精度/高分解能を実現。独自設計の分光器で、コンパクト/省スペース。微小スポット径(約20μm)により、厚みむらの影響を受けない。■LC-MS分析をサポート システム・インスツルメンツ( 株)は、LC-MS 分析 「次世代へ(To the Next Generation)」をテーマに、『テクノトランスファーin かわさき2018 ?第31 回先端技術見本市?』が7月11日(水)~13日(金)の3日間、かながわサイエンスパーク(KSP)において開催された。 今回は、「次世代技術」、「ものづくり」、「大学技術シーズ」、「ビジネス支援」といった部門別の展示内容に加え、「川崎ものづくりブランドコーナー」が設けられ、新技術/新製品や研究成果などが紹介された。■既存の機械/装置にカメラを取り付け るだけでIoT 化を実現 (株)ソフィックスは、既存の工作機械/装置にカメラを取り付けるだけで、対象機器のIoT化を実現する操作パネル画像認識システム『SOFIXCAN Ω Eye』の展示を行っていた。 同製品は、操作パネルを撮影することで、機械の稼働を監視するシステム。どんなに古い機械でも、カメラを取り付けるだけでネットワークに接続することが可能。カメラは、マグネットで簡単に取り付けでき、機械の改造なども不要なため、安心して導入することができる。を安心/安全にサポートする窒素ガス発生装置『N2SUPPLIER』の展示を行っていた。 同製品は、0.9kWモータを搭載し、44±3dB(A)を実現した低騒音設計で、優れた静粛性を実現。改良を加えた専用のオイルフリースクロールコンプレッサを採用し、低騒音/低振動に加え、高耐久性も実現。高さ61cm、幅44.5cm、奥行き75.6cmのコンパクトな設計により、狭い場所でも簡単に設置することができる。安心できるメンテナンス体制を構築している。■工場から出荷されるすべてのユニット がNISTトレーザブル ビーエルテック(株)は、工場から出荷されるすべてのユニットがNISTトレーザブル(波長正確性の保証)である近赤外分析装置『SpectraStar-XT』の展示を行っていた。 同製品は、高いSN比を実現し、日常分析ではPCが不要。操作■無人受配電設備の保守/運用の見え る化を実現 東京レーダー(株)は、無人受配電設備の保守/運用の見える化を実現することで、業務の効率化と電源の安定供給を可能にするIoT対応ブレーカ自動復帰(遮断)装置の参考出品を行っていた。 同製品は、ブレーカのトリップ動作を監視し、あらかじめ設定された条件で自動復帰させることが可能。また、ブレーカの負荷の状態(電圧、電流、漏電)を監視し、あらかじめ設定された条件でトリップさせることが可能。さらに、インターネット経由でブレーカの動作状態のリアルタイムモニタ、動作履歴の確認、および動作条件の設定ならびに投入/開放制御が行える。■ダイレクトドライブの超音波モータ (株)工苑は、回転部のないシンプル構造なダイレクトドライブの超音波モータ『HRシリーズ』の展示を行っていた。 同製品は、イスラエルにあるNANOMOTION 社製の超音波モータで、世界で広く使われており、医療機器(MRI など)、光学機器(レーザ関連やスタビライザなが容易な17インチタッチスクリーンを採用。2600nmまでのスキャニングは、芳香族やヘテロ化合物の測定を可能にする。様々な形態のサンプルに合わせたサンプルカップも用意している。■独自のA-TEEM分光法を実現 (株)堀場製作所は、同社独自のA-TEEM(新3次元蛍光測定)分光法を実現し、新たな蛍光指紋測定を提案する蛍光吸光分光装置『DUETTA』の展示を行っていた。 A-TEEM 分光法とは、吸光度、透過率、励起蛍光マトリクス(A-TEEM : Absorbance-TransmittanceExcitation Emission Matrix)を同時に取得する分光法。これにより、試料自体の吸光による発光スペクトル形状の歪みを補正できるため、従来の走査型蛍光光度計から収集されたEEMよりも正確な蛍光指紋測定が実現できる。さらに、A-TEEM分光法と多変量解析を組み合わせることで、HPLCや質量分析計のような従来の分析装置と比較し、容易/高速/安価での成分分析が可能になる。 同展示会の次回開催は、2019年9月4日(水)~6日(金)の3日間、幕張メッセ国際展示場において予定されている。ど)、半導体製造装置(搬送装置)、顕微鏡(電子顕微鏡や生理学分野)、軍用、低軌道衛星(画像安定化)の分野で利用されている。ダイレクトドライブなので直接ステージを動かせ、取り付け方向も縦横どちらでも可能。10nm のステップ分解能で、AB2アンプのDCモードなら1nm のステップ分解能を実現。1μm/sから250mm/sまでのワイドな速度範囲。■置くだけですぐに充電と通信が可能 東信電気(株)は、置くだけですぐに充電と通信ができるマグネット接続タブレットPCカート『Mag-CT』の参考出品を行っていた。 同製品は、マグネット接続により、ケーブル抜き差しによるコネクタの破損やケーブルの断線を防止できる。別の部屋や建物、外出先からでも、管理PCを通してアクセスできるため、運用の一括管理が可能。消し忘れた個人情報や履歴なども削除できるので、利用者だけでなくサービス提供側のリスクも軽減できる。2018年9月5日(水)~7日(金)幕張メッセ国際展示場(一社)日本分析機器工業会 /(一社)日本科学機器協会2018年7月11日(水)~13日(金)かながわサイエンスパーク(KSP)(公財)神奈川産業振興センター/神奈川県/川崎市■ 会 期■ 会 場■ 主 催■ 会 期■ 会 場■ 主 催JASIS 2018テクノトランスファーinかわさき2018― 第31回 先端技術見本市 ―操作パネル画像認識システム『SOFIXCAN Ω Eye』マグネット接続タブレットPCカート『Mag-CT』IoT 対応ブレーカ自動復帰(遮断)装置超音波モータ『HRシリーズ』非接触光学厚み計蛍光吸光分光装置『DUETTA』窒素ガス発生装置『N2 SUPPLIER』近赤外分析装置『SpectraStar-XT』