ブックタイトルメカトロニクス4月2018年

ページ
9/52

このページは メカトロニクス4月2018年 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

メカトロニクス4月2018年

MECHATRONICS 2018.4 9「1ヘッドソリューション」を極めた車載向けストップランプなどの硫化対策に最適で長期信頼性向上に貢献するハイエンド高効率モジュラーを発表赤色で完全銀レスを実現した高光度LEDを開発 ヤマハ発動機(株)は、幅広い生産形態に柔軟かつ効率良く対応可能な汎用性と、95000CPHの搭載能力を両立した万能型表面実装機『Z:LEX(ジーレックス)YSM20R』を発表した。 同製品は、1種類のヘッドで小型チップ部品から大型部品まで対応できる「1 ヘッドソリューション」をコンセプトとし、高い生産性に加え、多様な部品への対応力、段取り作業性にも優れた『Z:LEX』シリーズの主力モデル『YSM20』の生産能力をさらに高めた。XY軸の高速化や吸着から装着への動作を見直し、『YSM20』比約5%の高速化を実現。また、ヘッドのワイドスキャンカメラの性能を向上させ、高速搭載の対応部品サイズを□ 8mmから□12mmへと拡大し、実生産性を向上。さらに、様々なオプション機能により、コストや時間のロスを省きマシン稼働 ローム(株)は、車載向けストップランプなど過酷な環境下で使用されるアプリケーションの信頼性向上に貢献する、赤色の完全銀レス高光度LED『SML-Y18U2T』を開発した。 同製品は、従来銀が使用されていたダイボンディングペースト、フレームなどに金などの別材料を採用することで、完全銀レス化を実現した。これにより、銀腐食が原因で起こるLED の点灯不具合が解消され、アプリケーションの信頼性向上に繋げられる。例えば、銀めっきフレームおよび銀ペーストを使用した従来製品が、硫化試験において1サイクル(24時間)後に70%、10サイクル(240時間)後に60%と時間が経過するにつれて光度残存率が低下していくのに対し、10 サイクル後もほぼ100%の高い光度残存率を維持することができる。主なアプリケーション率も今まで以上に向上している。 近年、家電、PC、携帯電話などの様々な製品は、小型/高密度/高機能/多様化とともに製品サイクルの短期化がますます加速している。それに伴い、製品に搭載されている電子部品の実装工程では、高速化に加えて、同一生産ラインで多品種変量生産から量産まで幅広く、効率良く対応できる柔軟性が求められている。一方で、電子部品も極小化や多様化が進み、広範囲な部品への対応と生産性を両立するため、実装時には搭載部品の特性や生産数量に合わせて、各種の搭載用ヘッドを交換する方式が一般的に採用されてきた。しかしヘッド交換には、交換時の生産停止ロスや、交換用予備ヘッドを購入し休眠させておく投資ロスに加え、実装基板に1 点でも大型部品があった場合、小型部品の高速搭載ができない低速汎用ヘッドに交換としては、車載のエクステリアおよびインテリア、屋外表示機器、産業機器、など。 近年LED化が進んでいる車載向けのストップランプでは、LED の搭載数を減らすため、高光度製品に対するニーズが高まっている。一方、過酷な使用環境下で電子部品が使用される自動車や産業機器分野のアプリケーションにおいては、環境ストレスにより金属材料が腐食する硫化が経年劣化の主な原因となっており、信頼性を確保するために硫化対策が必要不可欠となっている。 同社では、2018 年2 月よりサンプル出荷を開始しており、2019 月4 月より月産100万個の体制で量産を開始する予定。2018.4が必要となり、結果スループットが低下したり、ラインバランスが取れず非効率ロスが発生するなどの大きな課題があった。 同社では、2018 年4 月1日より発売し、1 年間で900台(国内外)の販売を計画している。請求番号D5004請求番号D5003請求番号D0005