ブックタイトルメカトロニクス4月2018年

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概要

メカトロニクス4月2018年

 自動運転、クルマの電子/電動化、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に出展される『第10 回 オートモーティブワールド』が、2018年1 月17日(水)~19日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。 同展示会は、『第10回[ 国際]カーエレクトロニクス技術展 ~カーエレ JAPAN~』、『第9回 EV・HEV 駆動システム技術展 ~EV JAPAN~』、『第8回 クルマの軽量化 技術展』、『第6回 コネクティッド・カー EXPO』、『第4回 自動車部品&加工 EXPO』、『第1回 自動運転 EXPO』の6 展で構成され、3日間の来場者数は39,922 名を集めた。■カメラとコントローラを分離 日本アビオニクス(株)は、カメラとコントローラを分離できる新発想のサーモグラフィ『Thermo FLEX F50』の展示を行っていた。 同製品は、カメラとコントローラを分離することで様々な計測スタイルがとれるため、使い方次第で多彩なシーンに活用することが可能。タッチパネルにより直感的な操作が可能で、さらに手袋をはめていても操作しやすいハードキーも豊富に搭載。固定して測定しやすいように、三脚ねじ穴や固定ねじ穴を搭載し、市販のアクセサリなどと自由に組み合わせて様々な使い方をサポートできる。■サイクルタイム5秒の高速外観検査を 実現 (株)SCREENホールディングスは、サイクルタイム5秒(部品/条件により異なる)の高速外観検査を実現する熱間鍛造部品自動外観検査装置『IM-3200』の展示を行っていた。 同製品は、同社独自の「Multi Angle Multi Shot」により、サイクルタイム5 秒(部品/条件により異なる)で微細な欠陥も検知可能。ワーク投入から検査、ワーク排出まで一元化を実現。ショットブラスト痕を画像処理で除去し、欠陥を検出。人手不足の解消/省人化、見逃し欠陥流出防止、過検出低減、品質/信頼性向上などの導入メリットがある。■音/振動の自動検査を目的に開発 (株)コスモ計器は、音/振動に関するインラインでの自動検査を目的として開発された波形解析システム『ムーブレット』の展示を行っていた。 同製品は、検査対象製品から発生する音または振動の波形を解析/定量化し、人の感覚に近い判定を行う。検査対象製品を叩いた音で、ひびや割れなどの検査も可能。また、「ゆらぎ変換」という解析手法で、特定の周波数帯を強調処理し、ノイズや騒音の多い生産現場での検査を可能とする。■小型/軽量ながら拡張性が高い (株)高砂製作所は、電子負荷機能と回生機能を装備し、小型/軽量ながら拡張性の高い電力回生型双方向直流電源『RZ-Xシリーズ』の展示を行っていた。 同製品は、ユニット構成を採用することにより、従来のラック構成に比べ、小型/軽量化を実現。7インチディスプレイを採用することで、操作/視認性を向上し、電源の出力電圧値や電流値などの各種パラメータの設定を簡単に行える。専用ケーブルにより直並列増設を容易にし、用途に応じて電流/電圧容量の増設ができ、幅広い評価試験への利用が可能。■熱の流れが見える、わかる 日置電機(株)は、熱の流れが見えてわかるため、断熱性能の評価や温度変化の原因解析に最適な熱流ロガ『LR8432』の展示を行っていた。 同製品は、寸法W176×D41×H101mm、質量550g の手のひらサイズで、持ち運びが容易。表示部は、ワイドQVGA-TFT 液晶の採用で見やすさを追求。感度は、10mV f.s.を実現し、温度変化の小さな個所や高断熱素材同士の断熱評価も正確に測定が可能。その他にも、優れた操作性と豊富な機能を装備し、熱流計測を身近なものにすることができる。■リサイクル炭素繊維を用いた シート提供を目指す 三菱製紙(株)は、強化プラスチックの端材から再生したリサイクル炭素繊維を用いたシート提供を目指した再生炭素繊維シートの参考出展を行っていた。 同製品は、品質の安定した再生炭素繊維を原料として使用しているため、化石資源使用およびエネルギーコストの削減が期待できる。独自の抄紙(紙漉き)技術により、均一性(繊維の分散、目付け、厚み)に優れる。炭素繊維の混率に自由度があり、様々なユーザーニーズに対応が可能。■独立ダブルチャンバーで ノンストップオペレーションを実現 千住金属工業(株)は、独立ダブルチャンバーの採用により、ノンストップオペレーションを実現するリフロー炉『SNR-GT-Wシリーズ』の展示を行っていた。 同製品は、2つの上部外装が独立に昇降して生産を止めずにメンテナンスできるため、ノンストップオペレーションを実現。また、左右からメンテナンスすることにより、メンテナンス性が向上。これまでのチャンバーのように独立していないと、隣のチャンバーから熱影響を受けてしまうが、そのような心配がなく、自由な温度プロファイルを実行できる。さらに、シングル搬送2 台に比べ、50 %の省スペース化を実現。■ BOX の防塵や 機械カバーのシーリングに最適 (株)岩田製作所は、BOX の防塵や機械カバーのシーリングに最適なラバーシールの展示を行っていた。 同製品は、押出成型のため、表面に被膜が形成されて耐久性に優れる。外側は、耐候/耐薬品性に優れたEPDM(エチレンプロピレンゴム)製。内側は、クッション性に優れた発泡スポンジを使用。粘着テープは、標準タイプと強力タイプの2 種類を用意。色は、黒と白の2色で、様々な形状をラインアップしている。 同展示会の次回開催は、2019 年1 月16日(水)~18日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催される予定。2018年1月17日(水)~19日(金)東京ビッグサイトリードエグジビションジャパン(株)■ 会 期■ 会 場■ 主 催第10回 オートモーティブ ワールドMECHATRONICS 2018.4 49カメラヘッド脱着型サーモグラフィ『Thermo FLEX F50』電力回生型双方向直流電源『RZ-Xシリーズ』リフロー炉『SNR-GT-Wシリーズ』熱間鍛造部品自動外観検査装置『IM-3200』波形解析システム『ムーブレット』熱流ロガ『LR8432』再生炭素繊維シートラバーシール