ブックタイトルメカトロニクス12月号2017年

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概要

メカトロニクス12月号2017年

MECHATRONICS 2017.12 9プラントにおけるタンク貯蔵物の液面の高さ測定に最適な測定から報告書作成までの作業時間を短縮するレーダレベル計を発売Bluetooth無線技術搭載の照度計を発売 横河電機(株)は、石油、化学、電力、上下水道、食品などの各種プラントでタンク貯蔵物などの液面の高さ(レベル)を測定するレーダレベル計『PULS60』シリーズの新ラインアップとして、『PULS64』を発売した。 同製品が測定対象物に向けて発信する電波の周波数は80GHzで、同社従来機種より高い周波数を用いることにより、アンテナの小型化と狭い電波放射角が実現。小型化により、これまでは取り付けが困難だった小型のタンクの上部にも設置できる。発信電波の放射角が狭いことで、タンク内に攪拌機など測定の障害となるものが設置されている個所でも安定した測定を実現。さらに、測定方式を見直したことにより、『PULS60』シリーズの他の製品に比べ、受信感度が約200 倍以上向上。その結果、油のように電波を反射しにくい液体や泡が浮いている液体のレベ 日置電機(株)は、測定から報告書作成までの作業時間を短縮することが可能な、Bluetooth 無線技術搭載の照度計『FT3425』を発売した。 同製品は、同社の無料スマートフォンアプリ『GENNECTCross』を用いることで、検査/記録/報告書作成までの一連の工程を簡単に行え、作業時間を大幅に短縮することが可能。専用アプリでは、スマートフォンに取り込んだ図面の任意のポイントに測定値を配置でき、測定結果の一覧表示やレポート作成もできる。一般照度計の階級として、JIS規格が定めた一般形AA級とA級に準拠している。0.00~200000 ルクスまでの照度に対応し、消防法に規定される非常灯や避難誘導灯といった低照度の計測にも対応。タイマーホールド機能を搭載し、作業者は設定時間中に照度計本体から離れることができるため、作業者のルも、より安定した測定が可能。また、今まで測定精度を維持するためには、こまめな清掃が必要だったが、アンテナ形状を工夫するとともに、付着/結露しにくい材質を用いることで、メンテナンス工数を削減。アンテナの受信部に付着物や結露があると、受信する電波の強度に影響するが、影響を排除する独自の信号処理機能を備えたことで、付着物や結露があっても継続して測定が可能。 各種プラントのタンク貯蔵物などのレベルを測定する場合、液状、粉状といった測定対象の性状によって測定条件が大きく変わる。このため、レベル計メーカーには、測定原理の異なるレベル計を幅広く揃えていることが求められていた。 同社では、『PULS60』シリーズ全体で、2017 年度500 台、2018 年度600 台(販売は国内のみ)の販売を服や影による測定値への影響を心配する必要がない。測定作業の身体的負担を軽減する測定補助カート『Z5023』(別売りオプション)を用意しており、 しゃがまずに照度計の設置、表示の読み取りができるので、何度も繰り返す測定作業時の身体的負担を大幅に軽減できる。 照度とは平面状の物体に照射された光の明るさで、照度計はこの照度(単位:lx、ルクス)を測るための計測器である。照度の基準は、JIS 規格や各種基準に基づき様々な活動/場所に応じて定められている。例えば消防法では、非常灯や避難誘導灯の照度が基準内に収まっていることを求めており、この測定の際に照度計を使用する。 同社では、2017 年10 月末より発売しており、国内外合わせて年間600 台の販売を目標にしている。2017.12目標にしている。請求番号M5004請求番号M5003請求番号M0006