ブックタイトルメカトロニクス8月号2017年

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概要

メカトロニクス8月号2017年

MECHATRONICS 2017.8 9可搬性が向上し、バッテリで駆動するチャンネル数/ディスプレイ/操作性の基準を一新したスコープコーダを開発ミッドレンジオシロスコープを発表 横河メータ&インスツルメンツ(株)は、オシロスコープとデータレコーダの長所を併せもったスコープコーダの新ラインアップとして、小型軽量化により可搬性が向上し、バッテリで駆動するスコープコーダ『DL350』を開発した。 同製品は、同社製上位機種『DL850E / 850EV』から本体重量を約5割削減し、3.9kg への軽量化と薄型による小型化を実現。『DL850E / 850EV』と共通のプラグイン入力モジュールの採用により、小型軽量ながら『DL850E/850EV』と同様に、高い信頼性と高精度な測定を実現。オシロスコープに迫る高速な波形測定性能を備えており、電圧、温度、ひずみ、加速度、周波数、車載通信規格(CAN、LIN、SENT)に対応した通信信号など、多種類の信号を大容量メモリとSDカードにより最大50日間、最大絶縁8チャネル、連続測定することが可能。また、 テクトロニクス社は、FlexChannel 技術による最大アナログ8chまたはデジタル64ch の柔軟なチャンネル構成、組み込みのプロトコル解析とシグナルジェネレータ、新たな12ビットADアクイジションシステム、大型高解像度静電容量型タッチディスプレイ、極めて直感的なダイレクトアクセスユーザーインタフェースなどの数多くの革新技術で、新たな基準を確立したミッドレンジオシロスコープ『5シリーズ』を発表した。 同製品は、4、6、8 のFlexChannelを装備し、必要なときに必要な数のアナログチャンネルとデジタルチャンネルを実現。また、15.6 型静電容量型タッチスクリーン、高解像度(1920×1080ピクセル)ディスプレイを搭載し、ディスプレイと優れたユーザーインタフェースにより、メニューから次のメニューへとガイドされる階層的な操作ではなモジュール型のため、目的に応じて入力信号の種類を容易に変更できる。別売アクセサリとしてGPS ユニットを用意し、測定データに位置や速度、時刻などの情報を付加できるため、自動車開発時の実車走行試験において、走行位置と各種データの相関関係の比較が可能。 同社製『DL850』シリーズは、優れた耐ノイズ性設計による高信頼性と、多チャネルで多種類の信号を高精度に長時間測定できるという特徴を有し、省エネの??を握るインバータの信号測定や自動車の電気系統、制御系統の信号解析などに幅広く利用され、主に実験室での製品開発に使用されている。しかし近年は、製品や装置の実地での動作性能試験やトラブルシューティングの現場において、使用しやすい測定器を望む声が高まってきていた。 同社では、2017年6月13日より発売しており、2017く、ディスプレイに表示される対象を直接操作することが可能。さらに、次世代のフロントエンドアンプを搭載し、従来のオシロスコープに比べて約4.5dB 小さなノイズを実現するとともに、12ビットのアナログデジタルコンバータ(ADC)と新しいハイレゾモードにより、最高16ビットの垂直軸分解能を実現。 スマートウォッチからハイブリッド自動車まで、そのすべてで使用される組み込みシステムは、ますます洗練されたものになっている。こうしたシステムを開発するエンジニアは、合否テストや測定ソリューションとしてのオシロスコープに、より以上のものを求めている。複雑なシステムを効果的に、効率的に特性評価、デバッグするためには、今まで以上の数の信号、様々な種類の信号を観測する必要がある。また同時に、操作性と高速な信号解析性能もスケジュールと予算という観点から重要になっている。 同社では、2017 年6 月6日より販売を開始している。2017.8年度1,500 台、2018 年度2,000 台の販売を目標にしている(国内外)。請求番号H5004請求番号H5003請求番号H0006