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概要

メカトロニクス7月2017年

8 MECHATRONICS 2017.7IoT設計や教育のニーズに対応する石油/化学/薬品などの製造現場の危険エリアで使用可能なUSB ベクトルネットワークアナライザを発売防爆タイプのプログラマブル表示器を発売 テクトロニクス社は、同社のUSBベースRFテスト機器のラインアップに追加され、IoT 設計や教育のニーズに対応するUSB接続タイプのベクトルネットワークアナライザ(VNA)『TTR500シリーズ』を発売した。 同製品は、フル2ポート、2パスのVNAであり、パッシブ/アクティブコンポーネント、アンテナ、マッチング回路、RFモジュール、テストケーブル、アダプタなどの測定アプリケーションに適している。100kHz~6GHz の周波数範囲、0.008dBrms 未満のトレースノイズ、-50~7dBm の出力パワーなどの機能を、1.6kg 未満のコンパクトなパッケージで実現。内蔵バイアスティー機能により、アンプなどのアクティブデバイスにDCバイアス電圧を簡単に加えることができ、外付バイアスティーに煩わされることもなく、オプションの内蔵バイアスティーをもった計測 三菱電機(株)は、生産ラインの稼働状況の表示/監視、各機器の設定/操作を行うプログラマブル表示器『グラフィックオペレーションターミナル(GOT)2000シリーズ』の新製品として、爆発性ガス/水蒸気が存在する危険エリアで使用できる『防爆形 GOT』6 機種を発売した。 同製品は、(公社)産業安全技術協会(TIIS)の防爆型式検定に適合し、水素ガスの雰囲気を含む爆発性ガスが存在するゾーン1、ゾーン2に設置することが可能。保護等級IP65に対応した防塵/防水性能により、耐環境性を向上。また、12.1型SVGA(800×600ドット)/65536色フルカラーの液晶パネル採用により、高解像度/高精細な表示を実現。Ethernet、RS-422/485、USBホスト/デバイスなどの多彩なインタフェースを標準搭載し、周辺機器との接続性や操作性を向上。遠隔地のPCやタブ器に投資する必要がない。新開発のVectorVu-PCソフトウエアを装備し、従来のVNA のUIを踏襲したルック&フィールにより、PCに慣れた若いエンジニアから従来のVNAに慣れたエンジニアまで、幅広く容易に使いこなすことが可能。 低コストでありながら高性能のVNAを必要としているマーケットが、IoT の設計と教育である。IoT では、Bluetooth、無線LAN、RFID、その他の無線とアンテナのマッチングが重要で、VNAによる評価が必要になる。多くの場合、設計エンジニアは高価なVNAをレンタル、あるいは他部門から借用しなければならず、高額な費用や必要なときにすぐに使えないという悩みがあった。また、教育分野では、VNAは高価であるため、学生は計測器を使った重要な実習時間をほとんどもつことができなかった。レットなど複数の情報機器から生産設備の状態を把握(別途ライセンス「GT25-WEBSKEY」が必要)することで、工場の見える化を実現し、生産現場のトータルコストを削減。さらに、『GOT2000シリーズ』用作画ソフトウエア『GTWorks3』の使用により、画面設計が容易にでき、非危険場所用に作成した画面データを流用し、作画工数を削減。 プログラマブル表示器は、生産ラインの稼働状況の表示/監視、各機器の設定/操作などのマシンインタフェースとして、多くの製造現場で使用されている。同社のプログラマブル表示器『GOT2000シリーズ』は、2013 年の発売以来、半導体/液晶パネル/フラットパネルディスプレイ/自動車業界など、様々な電気/一般機械分野で採用されている。近年、石油/化学/薬品などのプラント業界を始め、塗装作業場/水素ステーションなどの防爆危険個所へ簡易な画面操作ができるタッチパネルの適用用途が拡大している。 同社では、2017年5月10日より販売を開始している。 同社では、2017 年5 月9日より販売を開始し、同製品でベクトルネットワークアナライザ市場に参入していく。2017.7請求番号G5002請求番号G5001請求番号G0006