ブックタイトルメカトロニクス3月号2017年

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概要

メカトロニクス3月号2017年

MECHATRONICS 2017.3 9発電機内部を短期間で高精度に点検して稼働率向上に貢献する幅広い部品対応力と高速搭載性能を兼備した発電機用薄型点検ロボットを開発高速スマートモジュラマウンタを発売 三菱電機(株)は、発電機の固定子と回転子の間のごく狭い??間を走行できる厚み19.9mm の発電機用薄型点検ロボットを開発した。 今回開発した薄型点検ロボットは、発電機の固定子と回転子の間のごく狭い??間を走行しながら、「ウエッジ緩み評価」、「カメラによる目視点検」、「発電機固定子鉄心の欠陥検出試験」の3つの点検項目を6日間で高精度に点検できる。従来の回転子を引き抜く精密点検では34日間を要していたが、本ロボットによる点検結果を反映することで、精密点検周期の延長や当該点検時に必要となる補修部材の事前準備が可能となり、発電機保守点検における総点検コストの抑制、信頼性向上による安定運転の確保、発電機の稼働率向上を実現する。また、走行ベルトを平板で支える走行機構を独自開発したことで、厚み19.9mm の JUKI(株)は、新開発の並列8ノズルヘッドを搭載し、幅広い種類の部品を搭載でき、搭載速度を従来機比70%向上させた高速スマートモジュラマウンタ『RS-1』を発売した。 同製品は、部品を吸着するノズルを従来機の6本から8 本に増やしたことに加え、搭載する電子部品の高さに応じてヘッドの部品認識センサの高さを可変する新機構により、部品を吸着し搭載する際の動作ロスがなくなり、搭載速度を向上させた。部品認識センサを搭載する基板に最大限近づけ、部品吸着/搭載動作の最適化とともに新型電動フィーダ『RFシリーズ』の採用で吸着位置の距離が短縮し、同等装置(1 ヘッドマウンタ)クラス最高タクトの40000CPH(最適条件下)を実現。部品サイズは、0.2×0.1mmから74mm 角、50×150mmまで、部品の高薄型化と、低振動走行による安定した点検データ計測を両立し、同社製の中/大容量発電機全機種でのロボットによる点検を可能にした。さらに、カム構造を適用したタッピング機構を独自開発し、機構の薄型化と打診検査時の打撃力向上(従来比約10倍)を両立した。打診検査とウエッジ緩みを段階的に検知する振動解析技術を組み合わせることで、従来は3 段階であったウエッジ緩みを5 段階で検知することができ、高信頼評価を実現する。 従来の発電機保守点検作業は、通常4年ごとに回転子を発電機から引き抜き、専門の作業者による精密点検を実施していた。このような精密点検には34日間を要していたため、電力需要の拡大に伴って発電機の稼働率を向上させたい事業者においては、点検期間の短縮のために精密点検の周期延長が課題であった。回転子を引き抜いて行さは25mmまで搭載でき、特にノズルのθ軸に高回転出力モータを装備したことに加え、画像認識を4部品同時一括認識に変更したことにより、部品対応力とスピードが向上。また、部品供給には小型/軽量/薄型化を実現した新電動フィーダを採用することで、最大フィーダ搭載数112本を実現し、多品種生産でも段取り時間を削減できる。同製品と同社生産支援システム『IS Lite』、『IFS-NX』を組み合わせることで、実装工程での生産に関わる様々な業務と情報の管理/最適化が図れ、生産性/製造品質の向上はもとより、効率化によるコストダウンや実装工程のスマート化を実現。 近年、電子製品に対するニーズの多様化やライフサイクルの短期化を背景に、生産現場は「多品種少量生産」や市場の動きに柔軟に対応する「変種変量生産」方式が増え、実装工場においても多様な品目に柔軟に対応できる実装設備が求められている。 同社では、2017 年1 月5日より国内外で販売を開始している。2017.3う精密点検の周期を延長しつつ、発電機自体の信頼性を維持するためには、短期間で高精度な発電機点検の実現が求められていた。 同社では、2017 年2 月より適用開始を予定している。請求番号C5004請求番号C5003請求番号C0006