ブックタイトルメカトロニクス3月号2017年

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概要

メカトロニクス3月号2017年

8 MECHATRONICS 2017.31ビーム1ヘッドにおいて46000CPHの搭載能力を実現した可視光から光通信の波長帯に至る広帯域のレーザの特性評価を行える小型高速モジュラを発売光スペクトラムアナライザを発売 ヤマハ発動機(株)は、小型/高速/省スペースに部品対応力と汎用性を兼ね備え、46000CPHの高速搭載能力を実現した表面実装機の新製品『YSM10』を発売した。これにより同社YSMシリーズは、ハイエンドの高速モジュラ『Z:TA-R(ジータ アール)YSM40R』、アッパーミドルクラスの万能高効率モジュラ『Z:LEX(ジーレックス)YSM20』とあわせ3モデルが揃い、多様な生産形態や規模に最適なラインを構築できるラインアップとなる。 同製品は、ヘッド交換不要で高速性を維持したまま幅広い部品に対応可能な理想のコンセプト「1 ヘッドソリューション」に基づき、上位機種である『Z:LEX YSM20』で培った様々な技術を投入し、上位機種同様の軽量/コンパクトな万能型HM(High-Speed Multi)ヘッドおよび新世代サーボシステムなどの最新技術の採用により、1ビーム 横河メータ&インスツルメンツ(株)は、波長範囲350~1750nm のレーザの光スペクトルを、広い測定ダイナミックレンジと高い波長分解能で高精度に測定する光スペクトラムアナライザ『AQ6374』を発売した。 同製品は、可視光から光通信の波長帯に至る広い波長範囲の光スペクトルを評価/解析し、データ取得の最高分解能2pm、最大波長サンプル数10 万ポイントを実現したことで、広い波長範囲を1回で高精度に評価/解析する。近傍ダイナミックレンジは60dBで、半導体レーザのサイドモード特性の測定に十分な性能を実現し、1 波長の光しかでない半導体(DFB-LD)と広い波長範囲の測定が求められる光ファイバと両方の開発に活用できる。分光器内の空気に含まれる微量な水蒸気は、特定の波長の光の吸収するため、水蒸気を除去する機構を採用。また、分光器1ヘッドマシンにおいて、従来機(YS12)比25%以上アップとなる46000CPH(同社最適条件)の搭載能力を実現する高速性を達成。同時に、03015(0.3×0.15mm)小型チップ部品から、55×100mm、高さ15mm の大型部品まで対応可能な汎用性を兼ね備えている。また、自動交換式トレイ部品供給装置『sATS15』やノズルの自動交換が可能なオートノズルステーション『ANC』、高さ6.5mm 超もしくはサイズ□ 12mm 超の部品を高速/高精度に認識する『マルチカメラ』など、豊富なオプションを選択可能で、基板サイズや搭載部品などに合わせて柔軟に対応できる。 近年、家電、PC、携帯電話など様々な製品において、小型化/高密度化/高機能化/多様化と共に製品サイクルの短期化がいっそう加速し、それら製品の電子部品実装工の原理上発生する高次回折光(入力光波長の2~3倍の波長の光)の影響を低減する機能を搭載し、被測定光本来の光スペクトルの測定が可能。 近年、光学技術は、光通信、医療、家電、材料加工など幅広い分野に応用されている。これらの市場拡大に伴い光学技術を応用した関連製品の研究/開発が活発化し、光スペクトルを評価/解析する測定器である高性能な光スペクトラムアナライザへのニーズが高まっている。市場にある光スペクトラムアナライザは、測定できる光の波長範囲が限定されており、光通信分野で使われる波長範囲(1260~1675nm)が測定できるものと、医療、家電、材料加工分野などで応用されている光の波長範囲に相当する可視光の波長範囲(380~780nm)が測定できるものとに分かれている。そのため、光学技術の基礎研究、広帯域光源メーカー、および分野をまたいで使用される光部品のメーカーは、複数の光スペクトラムアナライザを併用するか、分光器を用いた大型の測定システムを構築する必要があった。 同社では、2017年1月11日より発売しており、2017年度60 台、2018 年度80 台の販売(国内外)を目標にしている。程では、単一製品を長期にわたって大量生産し続けるよりも、同一生産ラインで多品種変量生産から量産まで効率良く対応できる柔軟性が求められている。 同社では、2017 年2 月1日より発売しており、1,000台(発売から1 年間/国内外)の販売を予定している。2017.3請求番号C5002請求番号C5001請求番号C0005