ブックタイトルメカトロニクス7月号2016年

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概要

メカトロニクス7月号2016年

MECHATRONICS 2016.7 9圧力センサ2台構成で離れた場所の差圧測定が可能な高度な統合監視システムの構築に貢献するデジタルリモートセンサを発売SCADAソフトウエアを発売 横河電機(株)は、差圧/圧力伝送器『DPharp EJX(ディーピーハープ・イージェーエックス)シリーズ』のラインアップとして、圧力センサ2 台を電気ケーブルで接続し、離れた場所の差圧測定を可能にしたデジタルリモートセンサ『EJXC40A』を発売した。 同製品は、専用の電気ケーブルで接続された圧力センサ2 台で構成され、各センサが測定した圧力差から液体、気体、蒸気の液位、流量、圧力を測定する。圧力センサ2台を接続する電気ケーブルは、最長45メートルで、大型タンクや高い蒸留塔の液位の測定が可能。圧力センサ2 台を電気ケーブルで接続しているため、原理的に周囲温度の影響を受けず、ガスタンクなどの微小圧力測定が必要なアプリケーションでも、温度影響の補正演算が不要になり、安定した測定が可能。2台の圧力センサにより測定レンジを 三菱電機(株)は、FA(ファクトリーオートメーション)/ PA(プロセスオートメーション)など製造業向けの高度な統合監視システムの構築に貢献するSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)ソフトウエアの新製品『MC Works64』を発売した。 同製品は、設備全体の可視化/分析/改善により、省エネ/予防保全などに貢献。高精細の2次元、3次元のグラフィック画面で生産や品質などの情報を表示し、モバイル端末などから設備の稼働状況の確認が可能。FA/空調など各設備/機器の情報、地図や天気予報などの一般情報に加え、各種データベースの情報をクラウド(MicrosoftAzureなど)を活用して効率的に一元管理できる。エンジニアリング支援ツール(MC AppBuilder)の搭載により、シーケンサプログラム/監視画面などが自動生成でき、設個別に設定できるため、1 台では測定が難しい大きな差圧(最大50Mpa)の測定が可能。 差圧/圧力伝送器は、石油、石油化学、化学などの各種プラントや油田/天然ガス田で使用される代表的なセンサで、タンクや配管内の異なる2 点の圧力差から液体、気体、蒸気の液位、流量、密度を測定する。ユーザーのアプリケーションによって、伝送器の受圧部にタンク内の液体/気体や配管内の流体を導入できない場合には、チューブでつながれた2つの受圧部と伝送器本体で構成されたダイアフラムシール式の圧力伝送器を用いる。ダイアフラムシール式は、高い圧力がかかったタンクでも高精度に測定できるという長所があるが、キャピラリの長さに制限があるため、大型タンクの液位測定が困難だったり、ダイアフラムシール部と伝送器本体が離れていることで周囲温度計/現場調整/保守などのエンジニアリング工数を削減。自動車/食品/薬品など幅広い分野に対応したライブラリ(画面部品)により、監視/制御システムのグラフィック画面作画の工数を削減。サーバの二重化(制御/待機系)に対応し、システムの信頼性向上に貢献。現場のオペレータ、管理者、保守担当者などの階層別に、同一画面上でアクセス可能範囲を設定でき、機密性を向上。OPU-UA の高度な暗号化通信により、通信の安全性を確保できる。 国内のFA市場やPA市場では、生産性の向上や生産ラインの安全性の維持が求められており、監視/制御システムの可視化/分析/改善ができるソリューションの需要が拡大している。 同社では、2016 年5 月31日より国内市場向けに販売を開始しており、初年度販売300 台を目標にしている。2016.7の影響を受け、温度変化の厳しい環境下では微小圧力測定には適さなかったりという課題があった。 同社では、2016 年度500 台、2017 年度1,500 台の販売を目標にしている。請求番号G5004請求番号G5003請求番号G0010