ブックタイトルメカトロニクス6月号2016年

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概要

メカトロニクス6月号2016年

44 MECHATRONICS 2016.6図3-33 インクジェット印刷に関連した特許(その1)3-27)《第86回》3 製造をみてみよう(その12)1.導光板の放出素子の敷設(6)インクジェット印刷(その2) 液晶画像表示装置のバックライトに放出素子としてのインクを滴下形成する技術は、光線入射側から任意の密度で放出素子のパターンを形成でき、形成作業の能率や、パターンの変更の容易さから見て、非常に優れた着想である(既出図3-29)。既製の印刷装置を駆使してもある程度の成果を得られるが、さらに装置の高度能率化を求め、インク材料や印刷材料の高品質化を追う技術意欲を知ったとき、ただただ感心するばかりである(図3-33)。出願され無事に特許査定まで得られた特許事件の中から、ここに十数件を抽出してここに示す。 図中①は、画像とレンティキュウラープレートとの相対位置を調整する工程を表す。②および③は、インクジェット印刷材料に関する。 ④は、反射ドットを形成する工程により製造する方法を示す。⑤は、凹パターンと凸パターンとを混在した導光板を示す。⑥は、高品位なドットパターンを均一に形成する画像表示装置を提供する。 ⑦および⑧は、インクジェット印刷における形状の均等性および色調の品質化を追求している。⑨は、インクジェット印刷装置において、インクタンクに色温度の異なるインクを貯留して複数種類のインクを組み合わせながら、導光板に吹き付けて作成する技術である。⑩は、導光板の入射端付近の配光パターンを均等化する技術である。 ⑪は、顔料と光重合成成分および光重合開始剤とを含有させたインクジェット用インクの成分を示してい① キヤノン(株)「レンチキュラープレートへの画像記録方法、インクジェット記録装置および情報処理システム」② 日本製紙(株)「インクジェット用記録材料」③ 三菱製紙(株)「インクジェット記録材料」出願1994.11.10 特開平8-137034  特許3471930 出願1996.1.31 特開平9-207432特許3112646出願2000.7.25 特開2002-36716 特許3883369【目的】 画像とレンチキュラープレートとの相対的な位置ずれを検出し、容易に位置合わせすることが可能なインクジェット記録装置、該装置を出力手段とする情報処理システム、該装置に適用されるレンチキュラープレートへの画像記録方法を提供することを目的とする。【構成】 レンチキュラープレートへの画像記録方法は、凸面のレンチキュラーレンズが複数配列された表面部と平坦な裏面部とを有するレンチキュラープレートを上記被プリント媒体とし、上記レンチキュラーレンズと該レンチキュラーレンズに対応した上記画像との相対位置を検出する工程と、該検出結果にもとづいて上記レンチキュラーレンズと上記画像との位置合わせを行う工程と、上記位置合わせにもとづいて上記レンチキュラーレンズの裏面部の所定の位置へ上記複数の画像断片を記録する工程とを有することを特徴とする。【課題】 インクジェット記録適性に優れると共に、自然光による褪色がなく、バックライト等を用いた表色看板等のディスプレイ材料として好適なインクジェット用記録材料の提供。 【解決手段】 透明な基材の少なくとも一方の面上に、白色のインク受理層を形成してなるインクジェット用記録材料において、前記白色インク受理層が、合成樹脂と、粒径が1μ m 以下でJIS-K5101-19 号規格による吸油量が100ml / 100g 以下の顔料とからなると共に、透過光による光学濃度が0.2 以上の記録材料であって、前記合成樹脂と顔料との混合比率が重量比で40 / 60 ~ 15 / 85 であることを特徴とするインクジェット用記録材料。【課題】耐指紋性が良好で耐水性、インク吸収性、透明性に優れ、印字面の反対面からの透過光により画像を見るバックライト方式での使用においても十分な透過性を有するインクジェット記録材料を提供する。 【解決手段】光透過性支持体上にインク受容層を塗けたインクジェット記録材料の表面の水との接触角が13 ~ 35 度でアマニ油との接触角が8 ~ 20 度とする。好ましくはインク受容層がHLB 価3 ~ 8 の界面活性剤を含有する。④ 住友化学(株)・セーレン(株)「導光板の製造方法」⑤ 大倉工業(株)「 導光板」⑥ 住友化学(株)・セーレン(株)「導光板の製造方法および製造装置、導光板、これを備えた面光源装置および透過型画像表示装置」出願2010.12.9 特開2012-124063特許5238613出願2010.12.13 特開2012-128971特許5642523 出願2011.1.20  特開2012-151048  特許5722055【課題】反射ドットを有する導光板を、より高い生産性で安定的に製造することを可能にする方法を提供すること。 【解決手段】透光性樹脂シート11 を連続的又は間欠的に移動させながら、液滴状のインクを透光性樹脂シート11 の表面にドット状にパターン印刷する工程と、パターン印刷されたインクから反射ドットを形成させる工程と、を備える、導光板1 の製造方法。液滴状のインクが、透光性樹脂シート11 の表面における反射ドットが形成される領域の幅方向全体にわたって配列固定された複数のノズルから供給される。 【選択図】図2【課題】 液晶表示パネルや電子看板などのバックライトユニットや照明に使用される面発光装置の導光板に関する発明であり、高輝度を可能とし、かつ比較的短時間で反射面に、輝度均斉化パターンを形成することができる導光板を提供する。【解決手段】 光を端面から入射し、一方の表面の射出面から射出し、射出面に対面する反射面には輝度均斉化微細パターンが形成されている導光板において、前記輝度均斉化微細パターンが、印刷された凸パターンと、レーザ穿設された凹パターンとから形成されていることを特徴とする導光板を提供する。 【選択図】 図1【課題】ドットパターンをインクジェット法により形成する場合において、外観品位が高く、均一性の高い面状の光を出射することが可能な導光板の製造方法および製造装置、導光板、これを備えた面光源装置および透過型画像表示装置を提供する。 【解決手段】導光板の製造方法は、インク75 を滴下するノズル73 に対して搬送手段60によって移動される透光性樹脂シート35 の表面にドットパターン50 を印刷する工程と、透光性樹脂シート35 の表面に印刷されたドットパターン50 を形成するインク75 に対し、紫外線を照射して反射ドット51 を形成する工程と、1 つのドットを形成するために必要なインク75 の総量の液滴直径D1 と、インク75 が紫外線照射される際のドットの直径D2 とに基づいて、透光性樹脂シート35 の移動速度Vおよびインク75 を滴下する位置と紫外線を照射する位置との距離の少なくとも一方を調整する工程とを有している。 【選択図】図4