ブックタイトルメカトロニクス3月号2016年

ページ
10/52

このページは メカトロニクス3月号2016年 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

メカトロニクス3月号2016年

10 MECHATRONICS 2016.33次元検査タクトを従来比約25%高速化した傾斜透視撮影とCT撮影をワンパッケージ化したハイエンドハイブリッド光学式外観検査装置を発表マイクロフォーカスX線検査装置を発売 ヤマハ発動機(株)は、高速/高解像2次元検査、高さ/傾斜面3次元検査、4方向斜め画像検査を1台で可能にするハイエンドハイブリッド光学式外観検査装置『YSi-V』の3次元検査(オプション)をさらに高速化する仕様を追加し、『YSi-V 12M TypeHS』として発表した。これにより、『YSi-V』の3次元検査装置は全部で6タイプとなり、多様な生産基板に合わせて最適な仕様の選択が可能になる。 同製品は、視野全域の高さを一括で3 次元撮像する高速プロジェクタの応答性を高めるとともに画像処理能力を向上させ、3 次元検査タクトを従来の高速タイプである『YSi-V 12M TypeS』比約25%高速化した。また、不良品発生源の情報を蓄積/解析することで設計上の問題点や工程改善に活用できる検査履歴管理ソフトウエア『iProDB』も開発し、『YSi-V』を使用するユーザーに無 (株)島津製作所は、同社として初めて傾斜透視撮影とCT 撮影をワンパッケージ化し、傾斜透視観察から即座に断面画像の取得が可能な非破壊検査用のマイクロフォーカスX線検査装置『Xslicer(エックススライサー)SMX-6000』を発売した。 同製品は、別置きユニットや撮影前の校正を必要とせずに、ソフトウエアで簡単な操作を行うだけで傾斜透視観察からCT 撮影へスムーズに切り替えることができる。CT撮影開始から、データの収集、断面画像の表示は最短3分で行うことができ、効率的な検査をサポートする。直観的かつシンプルな操作が可能なソフトウエアにより、画像の拡大や縮小、中心の移動はクリックとドラッグのみで行えることに加え、本体内部に搭載された外観画像撮影専用のカメラを利用することでステージの位置決めも容易に行え償提供する。同ソフトウエアは、表面実装機/印刷機/検査装置などの全装置の状態を一覧で監視できる。また、検査結果のデータを蓄積し、それをもとに今後の生産で起こりそうな問題の予兆を算出する。基板設計上の問題点や工程改善への活用により、品質改善をサポートする。 電子基板の信頼性は、最終製品の市場価値に直結するため、小型/高密度化の流れが加速している電子部品実装の現場においては、基板の信頼性確保のため、自動検査によるスピーディで正確な実装精度およびはんだ接合の品質検査が求められている。特に、搭載部品の小型/高密度化が進むにつれ、部品の浮きや傾きなどの検出が可能な3 次元による検査を求めるユーザーが増えており、同時に3 次元検査対象部品の増加や実装ラインの生産性向上への対応の要求も高まっている。る。メンテナンス性に優れた同社製マイクロフォーカスX線発生装置を搭載し、高電圧ケーブルが無く、定期的なグリスアップも不要。 マイクロフォーカスX線検査装置は、非破壊検査で使用される代表的な装置で、リチウムイオン電池の内部観察やエンジンコントロールユニット(ECU)に代表される自動車部品の検査、電気/電子部品の出荷前検査などに用いられており、不良品の故障解析にも使用されている。この装置による検査のニーズは、スマートデバイスの普及や自動車/エレクトロニクス産業の急速な発展にともなって2次元から3次元での観察に移行しつつある。そのため、CT撮影が可能なマイクロフォーカスX線検査装置の市場は拡大傾向にあり、国内においてはここ4 年間で市場が2 倍近くまで拡大している。 同社では、2016年1月7日より発売しており、20台(発売から1 年間/ 国内外)の販売を計画している。2016.3 同社では、2016 年4 月1日より発売し、100 台(発売から1 年間/国内外)の販売を計画している。請求番号C5002請求番号C5001請求番号C0006