ブックタイトルメカトロニクス12月号2015年

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概要

メカトロニクス12月号2015年

48 MECHATRONICS 2015.12 2015年9月16日(水)~18日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて、『第17 回 自動認識総合展』が開催された。 同展示会は、『センサエキスポジャパン 2015』『セラミックス&ガラス技術展2015』『測定計測展』『第13回総合試験機器展』と同時開催され、3日間の総来場者数は合わせて24,584 名を集めた。■ハンズフリーなので、両手を使って スムーズな作業を実現する (株)ウェルキャットでは、ウェアラブルターミナル『WIT-SERIES』を紹介していた。 同製品は専用のアタッチメントを用いることで手首や手甲などに装着できるため、手に持つ必要がなく、取ったり置いたりという無駄な動作を削減。常に身につけているため、落下の心配もなく、両手を使ったスムーズな作業を実現する。また、豊富なI/Fを搭載しているため様々な周辺機器や端末との連携に対応する他、WEBブラウザの搭載によって、プログラム資産、リソースを有効活用し開発コストの削減に貢献する。 2015年7月29日(水)~31日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて、太陽光発電に関する総合イベント『PVJapan 2015』が開催された。 同展示会は、『第10 回 再生可能エネルギー世界展示会 RENEWABLE ENERGY 2015 EXHIBITION』と同時開催され、3日間の総来場者数は合わせて37,402 名を集めた。■太陽光発電の隠れた損失を見つけだす 太陽誘電(株)では、太陽光発電の隠れた損失を見つけだすことができるPV 無線ストリング監視システム『solmiv』を紹介していた。 太陽電池モジュール1 枚の故障は、同一ストリング内のモジュールすべてに影響を与え、発電効率が低下してしまう。同製品は、ストリングごとに子機(SSU:ストリングユニット)を、子機に対して親機(MU:マネジメントユニット)を設定するもの。無線方式の採用で、既存設備にも簡単に後付け可能。マルチホップ方式の無線通信採用と、太陽電池モジュールからの電力供給により、コネクタの取り外しと再結合のみで、既存の設備に容易に後■モバイル端末で音声/映像を リアルタイムに同報通信するシステム アイニックス(株)では、IP-PTTシステム『EveryTalk』を紹介していた。 同製品は、音声、映像、ショートメッセージ(SMS /MMS)を、モバイル端末で、リアルタイムに同報通信するシステム。IP-PTTシステムとは、従来の無線機によるPTT(Push to Talk)に対し、既存のLTE、3.5G、WiFiネットワークを使用することに由来するもの。IPネットワーク上のSIPによるマルチキャスト通信により同時通信が可能で、しかも送信先番号を入力することなく1 サーバで音声は2 万人、映像は1000 人まで、0.3秒以内に通信することが可能。付けでき、設置のための追加の電源工事などは不要。ストリング電流とセンサユニットを取りつけた太陽電池モジュール電圧の2つの情報により、高精度の異常診断が可能である。■「屋根面発電効率」の向上に貢献 WWB(株)では、屋根一体型モジュール工法で「屋根面発電効率」の向上を実現する『WRooF』を紹介していた。 太陽電池モジュールは、メーカーごとの設置基準における建物の工法によって発電効率が制限を受けることになる。そこで同社では、建築工法から見直し、「屋根一体型モジュール設置工法」をシステムの一貫として開発。ブースで紹介されていた例では、従来型の工法の場合は屋根面発電効率が11.9 %であるのに対し、同工法では15.9 %となっていた。また、『WRooF』は、屋根一体型ですっきりとした工法を実現。メンテナンスフリー特殊ガルバニウム鋼板を採用している他、シンプルな金具によって取り付けも簡単で、メンテナンス時のモジュール脱着も容易に行える点も特徴となっている。また、VoIPを使用して既存の電話に接続することや、RoIPを使用して既存の無線機に接続することもできる。■身の回りにあるLED 光源を使って 通信を実現 (株)内藤電誠町田製作所では、「可視光ビーコンシステム 可視光受信モジュール評価キット」を紹介していた。 これは身の回りにあるLED 光源を使って通信を実現できるもので、JEITACP-1223に対応した可視光通信の受信モジュール評価キット。太陽の下でも影響をうけにくく、太陽光(4 万Lx)の環境で受信できる。また、広い照度ダイナミックレンジで、照度6.5Lx 以上の受信が可能である他、手振れの影響をうけにくく、急激な照度変化にも対応。可視光受信モジュールの消費電流は4mAで低消費電力を実現している。 同展示会の次回開催は、2016 年9 月14日(水)~16日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催される予定となっている。■太陽光発電システムの発電状況や 消費状況を把握 オムロン(株)は、太陽光発電システムの発電状況や消費状況を把握できる『エナジーインテリジェントゲートウェイ』に関する展示を行っていた。 本年10 月に発売となる産業向けエナジーインテリジェントゲートウェイは、低圧連系に対応するパワーコンディショナ最大12台接続機能に加え、野立てなどでの屋外で設置させることを想定した耐環境仕様を両立。屋外ボックスセットにより、同社従来品では設置が難しかった屋外への設置を実現している。加えて、太陽光発電システムに対する安定稼動や長寿命化の実現、発電効率の最大化の発揮やダウンタイムを最小化するためにシステムトラブルをいち早く発見したいといったニーズに対して、太陽光の発電量情報の他にエラー履歴などパワコン1台ごとの状態情報をEIG からネットワークを経由し、ユーザーが構築する遠隔監視システムへ送信する機能を搭載する。ブースでは多くの来場者が足を止めて説明に耳を傾けていた。 同展示会の次回開催は、2016年6月29日(水)~7月1日(金)の3日間、パシフィコ横浜にて開催される予定となっている。2015年9月16日(水)~18日(金)東京ビッグサイト一般社団法人日本自動認識システム協会2015年7月29日(水)~31日(金)東京ビッグサイト一般社団法人 太陽光発電協会■ 会 期■ 会 場■ 主 催■ 会 期■ 会 場■ 主 催第17回 自動認識総合展PVJapan 2015PV 無線ストリング監視システムに関する展示ウェアラブルターミナル『WIT-SERIES』「可視光ビーコンシステム 可視光受信モジュール評価キット」『エナジーインテリジェントゲートウェイ』に関する展示『WRooF』に関する展示IP-PTTシステム『EveryTalk』