ブックタイトルメカトロニクス10月号2015年

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概要

メカトロニクス10月号2015年

MECHATRONICS 2015.10 11所 在 地:U R L:事業内容:相模原市緑区http://www.eishin.info環境製品『eco-eit(エコイット)シリーズ』の製造販売事業、エネルギー/設置/ロボット事業、など。永進テクノ株式会社・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・することに注力される方でした。そして、あまり生産現場を知らない人が考えると難しくし過ぎると常々いわれていました。 当社は、修理などの仕事も数多く手掛けていたので、とにかくシンプルな方が素早い対応ができるということと、お客様にとっても使い勝手が良い方が喜ばれますし、またものづくりをする上でもコストが掛からなくて壊れ難いということは、生産設備において非常に重要なことになります。そのため、如何にシンプルなものにするかが腕の見せ所であり、そのような提案を行うことが現在でも受け継がれ、当社の製品づくりにも反映されています。 あとは、お客様最優先で色々なニーズに対応していく場合、当社の力だけではなかなか難しい案件もありましたので、様々な協力会社を募り連携していくことを積極的に行っていました。現在のエンジニアリング企業として再出発を果たした時にも、そういったことをベースとして取り入れていき、それが当社のノウハウとして蓄積される結果に繋がっています。 先代社長は、アイデアを出すのが得意な方だったので、色々な提案を行っていましたが、私は元々工業系の出身ではないため、先代社長とは同じようなスタイルは取れませんが、当社の技術スタッフや協力会社の意見などを上手く取りまとめていくことで、様々な案件に対応することができる状況にあります。 御社の主力製品について お聞かせ下さい鈴木:当社の主力製品は、『eco-eit(エコイット)シリーズ』というブランド名称で、浮遊物/浮上油回収装置とスラッジ回収装置の2タイプの装置をラインアップしています。基本的に開発当初から能力はそれほど変わっていませんが、使い勝手やお客様ニーズを反映させ、機能を向上させたモデルをほぼ毎年販売しています。現在は、浮遊物/浮上油回収装置『E-FTD』(写真1)とスラッジ回収装置『E-SC04』(写真2)が主力の製品となっています。 『E-FTD』の特徴としては、①当社独自の2段式液面追従吸い込みシステムにより、優れた回収能力を実現、②分離槽が2段で含水率の低い油が回収可能、③エア駆動のため、水回りでも安心/安全、④設置/使い方が簡単で、メンテナンス性に優れる、⑤切削液の更液頻度軽減/切削精度向上/作業環境向上、などが挙げられます。『E-SC04』の特徴としては、①掃除機のように簡単回収でき、掃除時間の短縮に貢献、②消耗フィルタは不使用のため、繰り返し使用が可能、③エア駆動のため、水回りでも安心/安全、④設置/使い方が簡単で、メンテナンス性に優れる、⑤切削液の更液頻度軽減/切削精度向上/作業環境向上、などが挙げられます。 また、フィルタでは回収できない超微細スラッジも回収可能なエコイット セパレータ『MS-A』という製品も開発しています(写真3)。スラッジは、「液面に浮く超微細スラッジ」、「液中のスラッジ」、「タンク下部に沈殿するスラッジ」の3 種類に大きく分かれますが、この中で意外と量が多く、回収が困難とされる「液面に浮く超微細スラッジ」に対応できるのが『MS-A』になります。特徴としては、①液面だけを狙って吸引する当社独自の2段式液面追従吸い込みシステムで、浮上油はもちろん、液面に浮く超微細スラッジまで一気に吸引、②2段式液面追従吸い込みシステムと強力マグネットセパレータとの組み合わせにより、液面に浮く超微細スラッジの回収効率を大きく向上させ、分離したスラッジはストッカに自動排出し、スラッジを分離した後、比重差で油と水を分離する、③メンテナンス性に優れる、などが挙げられます(写真4)。 さらに最近では、お客様に合ったクーラント改善の新提案として、サイクロン式スラッジ回収装置『CSシリーズ』(写真5)とコンパクトタイプの浮遊物/浮上油回収装置『GSS』(写真6)を開発しました。 『CSシリーズ』の特徴としては、①遠心力により微細スラッジとクリーンな液を分離(写真7)、②マグネットセパレータで磁性体スラッジを自動排出し、液をクリーニングするため、無人での連続運転が期待できる、③ワークの切削液加工精度向上/刃物の寿命延長/切削液の長寿命化によるコストダウン、などが挙げられます。『GSS』の特徴としては、①当社独自の2 段式液面追従吸い込みシステムにより、高い回収率と吸収力を実現、②コンパクト設計により、タンクのスペースを有効活用して搭載可能、③作業環境をすっきり省スペース化できる、などが挙げられます。 今後の展開についてお聞かせ下さい鈴木:オリジナル製品を展開して5 年程経ちましたが、その間に培ったノウハウを活かし、また新たな形でお客様に提案していきたいと考えています。今は、お客様の生産現場にあるものに対して機器単体での提案により改善を行っていますが、それに加え、生産現場のレイアウトなども含め機器の機能を盛り込んだシステム全体での提案を目指していきます。このような提案を行っていくことが、事業のさらなる拡大にもなると思いますし、会社設立当時から行ってきた設備関連の事業もロボットを使用した自動化へのニーズが増えてきているので、こちらの事業にも繋がってくると思います。 今後は、無人で工場を運営していく企業が増えていくと思うので、当然掃除なども無人にしなくてはいけないため、自動化をともなった回収装置も必要になってきます。当社は、回収装置を自動化するというよりは、自動化の中にメンテナンスや掃除を盛り込むようにしていきたいと考えており、オリジナル製品開発と自動化を進める設備関連の2つの事業を展開しているからこそできることだと思っています。 このような当社の強みを活かし、製品開発だけに留まらずシステム開発に発展させていき、国内はもとよりアジアを中心に海外での提案を行っていきたいと考えています。本日はお忙しい中ありがとうございました。写真5 サイクロン式スラッジ回収装置『CSシリーズ』写真4 『MS-A』の仕組み写真6 浮遊物/浮上油回収装置『GSS』写真7 『CSシリーズ』での回収前後の違い(右が回収前、左が回収後)